浮世絵(うきよえ)の買取なら無料査定のできるSATEeee絵画買取にお任せ!
1.浮世絵を売りたいお客様へ
浮世絵は江戸時代に多く作られた庶民のための芸術で、版画として大量に生産され親しまれました。安藤広重や東洲斎写楽、葛飾北斎など有名な絵師による作品は現在でもとくに人気が高く、海外の絵画愛好家にも好まれています。現在でも真作ならば数百万から数千万円単位の高額で取引されるものもあり、オークションなどでも数多く取引されています。
このページの目次
2.浮世絵についての解説
浮世絵は17世紀後半の江戸時代に庶民に親しまれる芸術として非常に人気を博しました。武家が格式の高い漢画を好んだのに対し、浮世絵は人気役者や花魁とよばれる美しい遊女たち、相撲力士や庶民風俗など自由かつ奔放に描き、庶民の心をとらえていきました。安価で質の高い作品を幅広く流通させるために木版画として大量に刷り上げられたことも浮世絵の特色です。その作風はゴッホ、ドガ、モネなど名だたる西洋近代絵画の画家たちに大きな影響を与えたことも有名です。また、版画の技法が確立される前は肉筆で描かれており、版画が主流になってからも肉筆専門で描く画家もいました。
3.浮世絵についての歴史
浮世絵の基礎を作ったのは遊郭や芝居町を描いた菱川師宣であるとされ、17世紀後半から爆発的に江戸に広まっていきます。菱川は版画技術を用いて大量に生産する独特の技法も生み出しました。それ以前の日本の絵画は肉筆が中心であり、版画による製法が確立されたことにより、その発展が加速したといえます。18世紀前半に奥村政信が自ら版元の奥村屋を経営し、浮世絵の生産体制を確立したほか、西洋画の遠近法なども取り入れた作品が次々に発表されます。同時に宮川長春やその弟子たちによって肉筆の浮世絵もますます洗練され、着物の質感や美人画の繊細な表現をかたちづくっていきました。この頃から絵草紙屋が江戸の街にあふれ、大量の浮世絵が流通していきます。喜多川歌麿の美人画や東洲斎写楽の役者絵が評判を呼び、歌川豊国の弟子たちによる浮世絵絵師最大派閥、歌川派が結成されるなど、浮世絵のブームは続きます。19世紀に入ると当時の旅行ブームを反映し、葛飾北斎や歌川広重などの名書画が人気を得るようになりました。その後、浮世絵は西洋絵画により親和性を持ったものが描かれるなど発展を見せ、明治維新後も作品は作り続けられました。しかし写真や石版画などの新技術の浸透により、20世紀初頭に浮世絵は終焉の時代を迎えたといわれています。
4.浮世絵の主な種類
浮世絵の種類はとても多く、そのなかでも代表的なのが美人画です。美しい女性をあでやかに描いたものが多く、その対象は江戸で人気の高かったお店の看板娘や歴史上の美女、そして人気の花魁までさまざまでした。また、人気のあった役者を描いた役者絵も美人画とともに非常に人気が高かったものです。その他、芝居の一シーンを再現した芝居絵、動物や花などを描いた花鳥画、動物や人間を面白おかしくデフォルメした現戯画、戦国武将を描いた武者絵、勇ましい伝説的な剣豪を描いた剣豪絵、性風俗をおおらかに描いた春画など、おおよそ庶民が興味を持つことがすべてカバーできるほど、さまざまなモチーフが描かれました。浮世絵には非常にさまざまなジャンルがあるので、興味のある方は下のリンクよりご確認ください。
浮世絵美人画
理想的な女性像を、吉原の遊女や人気の町娘に当てはめて描いた様式です。切れ長の細目、細面、下膨れ顔といった「型」があります。どの絵師のどの型で描かれるかが重視されました。
浮世絵美人画の買取はこちら浮世絵花鳥画
浮世絵の花鳥画は、花や鳥を描くだけでなく俳諧や狂歌が添えられる場合も多くありました。文芸作品の挿絵として使われることが増えた一方で、装飾画としても多用されました。
浮世絵花鳥画の買取はこちら5.浮世絵で高価買取が期待できる作家
浮世絵ではジャンルや絵師の人気度が重視されます。また、画題や作品の状態も買取価格に影響すると考えられます。ここでは、なるべく多くの事例をご覧いただきつつ浮世絵の買取相場についてご紹介していきます。
歌川 広重
世界的に有名な江戸時代の浮世絵師の一人で、日本各地の風景を描いた名所絵で人気を得ました。ゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えたといわれます。歌川広重の作品は落札価格で数万円から数千万円まで幅広いですが、最高額では約3,700万円の落札価格がつくなど、作品の種類などによっては大変な高値が付いています。
歌川 広重の買取はこちら喜多川 歌麿
国際的に人気の高い浮世絵師の一人で、葛飾北斎と並び称される大家です。繊細で優美な描線を得意とし、美人画の傑作を多く生み出し一時代を築いた浮世絵師です。喜多川歌麿の作品は美人画の人気が高く、十数万円から数千万円と幅広い価格で取引されています。最高落札額は約1,300万円で、かなりの高額で取引される作品も多くあります。
喜多川 歌麿の買取はこちら歌川 国貞
面長猪首型の美人画で知られる歌川国貞は、最も多くの作品を残した浮世絵師としても有名です。約1万点以上もの作品を生み出し、役者絵でも名作を多数残しました。作品は100万円前後で取引されることが多く、美人画では数百万円のものもあります。最高落札額は約400万円で、画題や作品状態によっては高値が付くことを期待できます。
歌川 国貞の買取はこちら歌川 国芳
江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人です。優れた画技を誇りつつも長く不遇の時代がありましたが、『水滸伝』シリーズが評判となり、「武者絵の国芳」と謳われました。版画作品は数十万円、得意の幽霊画では数百万円の値がつくことが多いようです、最高落札額は約300万円で、人気ジャンル作品は高額となる傾向にあります。
鈴木 春信
鈴木春信は多色摺り木版画の錦絵を研究し、浮世絵版画技法発展に大いに貢献した絵師です。細身で優美な美人画を得意とし、約900点もの錦絵を作成しました。人気の春画などでは数十万円で落札されることが多く、画題によっては百万円ほどのケースもあります。最高落札額は約135万円で、作品により価格の幅が広い絵師だといえます。
渓斎 英泉
渓斎英泉は文筆家にして絵師であり、個性的な画風で多くの艶本と春画作品を残しました。日本で初めてベロ藍を用いた藍摺り絵を描いた人物としても有名です。妖艶で退廃的な美人画は人気が高く、作品は数万円から数十万円と幅広い価格に分布しています。最高落札額は約50万円です。特に遊女を描いた作品では高値が期待できます。
6.浮世絵の査定依頼をしたお客様の声
岡山県にお住まいのS.O様
- 問い合わせ方法:電話
- お問い合せ地域:岡山県
- お品物の種類:役者絵
S.O様が査定をした理由
父の遺品の中に、いくつかの浮世絵があったのでどれくらいの価値があるのか知りたくて査定をお願いしました。父は浮世絵の中でも役者絵が特に好きで、生前集めていました。手ごろな値段で手に入るものが多かったようですが、中には貴重な作品もあると聞いたことがあります。下手に処分してしまう前に、一度専門の方に見て頂こうと思いました。
S.O様がSATEeeeを利用した感想
美術品の買取査定というのは初めての経験でしたが、問い合わせから査定まで一括でお願い出来て良かったと思います。途中、専門的な部分では必要があれば丁寧に説明してくださいました。作品を扱うときの注意点や保存方法など、細かく教えて頂けて助かりました。おかげさまで遺品整理も無事終わりそうです。ありがとうございました。
埼玉県にお住まいのA.N様
- 問い合わせ方法:メール
- お問い合せ地域:埼玉県
- お品物の種類:名所絵
A.N様が査定をした理由
我が家の蔵にあった浮世絵の査定をお願いしました。先祖代々受け継がれた品だと思われますが、詳しいことはわかりません。状態があまり良くないのですが、古い作品であろうことから価値があるのかもしれないと思い連絡してみました。できれば買取もしてほしいと思い、いろいろな業者を検討した結果、評判などを見てこちらに決めました。
A.N様がSATEeeeを利用した感想
最初はメールで問い合わせましたが、丁寧に返信してもらえたのが好印象でした。対応も早かったと思います。査定におけるポイントや、どういった作品だと高額になりやすいかなどを教えてもらえたのでとても参考になりました。今回お願いしたもの以外にも査定に出したい美術品があるので、今後また利用させて頂きたいと思います。
静岡県にお住まいのI.K様
- 問い合わせ方法:メール
- お問い合せ地域:静岡県
- お品物の種類:幽霊画
I.K様が査定をした理由
実家の母に頼まれ、代理で依頼しました。母はインターネットなどに疎いので、査定業者を探すのも不安だったためです。実家には亡くなった父が蒐集していた幽霊画がいくつかあったのですが、母は「気味が悪いから」と早めに処分したかったようです。きちんとしたところで、査定にも信頼のおける業者を探していてこちらに辿り着きました。
I.K様がSATEeeeを利用した感想
代理での依頼であること、幽霊画がいくつかあること、作品状態が詳しくわからないものがあることなどをメールにてお伝えしました。本人ではなく代理の私が仲介しているため、いろいろスムーズにいかないこともありましたが、終始親切に対応頂けて助かりました。査定結果も納得のいくもので、母も喜んでいました。父の墓前にも報告しました。
東京都にお住まいのT.N様
- 問い合わせ方法:LINE
- お問い合せ地域:東京都
- お品物の種類:横浜絵
T.N様が査定をした理由
祖父母宅にある絵画の査定を依頼しました。祖父母の「終活」の一環です。古い美術品の買取査定を行っている業者はたくさんあるのでどこにすべきか迷いましたが、LINEで問い合わせできるところが決め手になりました。祖父母は事務的なやり取りは私に任せるというので、便利さを優先しました。
T.N様がSATEeeeを利用した感想
実際の依頼人は祖父母ですが、念のため私も一連の流れを確認しつつの査定でした。今回依頼をお願いした絵画は「横浜絵」というものらしく、歴史や特徴、価値などについても教えて頂き勉強になりました。祖父母も詳しいことは知らなかったようで、ちゃんとしたところに査定してもらえてよかったと言っていました。ありがとうございました。
山梨県にお住まいのM.T様
- 問い合わせ方法:電話
- お問い合せ地域:山梨県
- お品物の種類:名所絵
M.T様が査定をした理由
昔、知人から譲り受けた富士が描かれた絵の査定をお願いしました。知人からは有名な絵師のものと聞いておりますが、実際どれくらいの価値があるかわからずに来たので、そろそろ専門家の方に見て頂こうと思い電話致しました。孫に良さそうな業者を探してもらい、こちらを勧められました。買取もしてもらえることが条件でした。
M.T様がSATEeeeを利用した感想
対応も良く、査定結果も満足しています。査定ではどんなところを重視するのか、高値が付くのはどんな場合かなど、専門家の見地を説明してもらえたのも良かったと思います。買取についても、説明や書類の書き方を丁寧に教えてくださり、安心してお任せすることができました。電話での対応も物腰が柔らかでよかったと思います。
対応も良く、査定結果も満足しています。査定ではどんなところを重視するのか、高値が付くのはどんな場合かなど、専門家の見地を説明してもらえたのも良かったと思います。買取についても、説明や書類の書き方を丁寧に教えてくださり、安心してお任せすることができました。電話での対応も物腰が柔らかでよかったと思います。
7.浮世絵の買取査定ポイント
浮世絵の価格は絵師の知名度に大きく左右されます。たとえば歌麿や広重、北斎といった絵師の作品となれば数百万円の価格がつくことがあり、最低でも数十万円の値段がつくことが見込めます。ただ、もともと大量生産されていた絵画であるため、真作であるかどうかを見極めるための鑑定が必須といえます。有名なものならば絵画としての価値に加え、骨董的価値も見込めますが、無名の絵師の作品ならネットオークションなどで数千円で売られていることもあり、その価格相場はかなり幅広いと言えます。落款や印の有無、そして何より保存状態の良さも価格を決める大きなポイントです。
代表的な査定ポイント- 絵師の知名度で価格に大きな差がある
- 真作であるかどうが、しっかりと鑑定が必要
- 有名な作品には骨董的価値も
- 無名な絵師の作品は非常に安価で値段の幅が広い
- 落款や印があるか
- 保存状態がよいか
8.代表的な浮世絵作家の取引相場価格について
絵師が有名であることはもちろんですが、そのなかでも絵師が得意としていた分野の絵や、ひと目でその絵師の作品とわかるもの、作品自体が有名なものほど高額になる傾向があります。東洲斎写楽の場合は作品数が少ないため希少価値がついていることなどがポイントです。葛飾北斎の有名な絵画は3,000万円と非常な高値で落札されています。数百万から数千万と、高額なものでも値段に幅があるようです。
月岡 芳年 作 『大黒騒動図』
月岡芳年は浮世絵の最後の時代を担った絵師であり、美人画や役者絵、合戦画などをはじめ、無残絵なども手掛けた「最後の浮世絵師」と呼ばれています。さまざまな作品がオークションに出品されていますが、縦30.3cm、横33cmのこの作品は105万円の価格で落札されています。ちなみに主催者側の予想した落札価格は80万から130万円でした。真作が証明されている作品なら、数百万円の価値がつく作品もあります。
東洲斎 写楽 作 『市川鰕蔵の竹村定之進 』
東洲斎写楽はその知名度に反して活動期間が短く、残している作品も数が少ないため、非常に人気があり、オークションでも真作とされる作品は数百万円以上の価格で落札されています。この作品は最高落札額である1,200万円で落札された作品で、オークション主催者が予想していた落札価格は1,200万円から1,800万円でした。
葛飾 北斎 作 『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』
荒ぶる波の隙間に見える富士山を臨むこの作品は、葛飾北斎の数ある作品中とくに人気の高い『富嶽三十六景』シリーズのなかでも非常に有名なものです。北斎の作品は真作の場合、数百万円の高額査定となることが多いです。この縦25.7cm、横38cmの作品の落札価格は3,000万円。主催者側の予想した落札価格も3,000万円から5,000万円と極めて高額になっています。
9.その他の代表的な浮世絵作家
日本を代表するであろう浮世絵作家は他にも数多く挙げられるでしょう。もし作者の情報が分からない、まずは査定から進めてみたいなど些細なことでも不明な点がございましたら、是非一度「SATEeee絵画買取」までお問い合わせください。
菱川 師宣
絵入本の挿絵に過ぎなかった浮世絵版画を、一つの芸術として確立した絵師です。「浮世絵の祖」とも呼ばれます。浮世絵版画では墨摺絵入り本や絵本を多く作成した一方、屏風や絵巻などの肉筆浮世絵も多く描きました。師宣の優美かつ柔らかな作風は浮世絵の基本形式となったほどです。著名な作品に『見返り美人図』などがあります。
鳥居 清長
清長は鳥居派四代目当主にして、鳥居派を代表する絵師です。写楽や北斎、広重と並び、六大浮世絵師の一人に数えられます。八頭身の美人画が有名で、存在感のある健康的な美人画の様式を確立しました。清長は美人画の背景に写実的に江戸の風景を描いた最初の絵師だといわれています。肉筆浮世絵作品は希少性が高く、高額取引が期待できます。
葛飾 応為
葛飾応為は江戸後期の浮世絵師にして、葛飾北斎の三女です。優れた画才を持ち、美人画に優れた絵師として知られています。北斎の肉筆美人画の代作をしたという説もあるほどです。現存作品は約10点と大変少ないため、希少価値があります。作品数の少なさから、北斎作の作品の中には応為作のものが少なからずあるといわれています。
河鍋 暁斎
幕末から明治にかけて活躍した暁斎は反骨精神に富み、多くの風刺画や戯画を残しました。高い画技と優れた写生力を持ち、国内外を問わず高い評価を得ています。写生を重視するあまり、拾った生首を観察して周囲を驚かせたという逸話が残っています。狩野派をはじめ土佐派、琳派、浮世絵などさまざまな画流を学び独自の画風を築きました。
河鍋 暁斎の買取はこちら鳥文斎 栄之
寛政から文化・文政期に精力的に活動した栄之は、十二頭身のすらりとした穏やかな美人画で有名です。栄之の作品は「紅嫌い」と呼ばれる渋い彩色が特徴で、当時ライバルであった喜多川歌麿とは対照的な画風を打ち立てました。錦絵の連作を多く描き、特に『青楼美人六花仙』は傑作と称され、花魁の気品あふれる姿が描かれています。
鳥文斎 栄之の買取はこちら北尾 重政
北尾派の祖である重政は、絵を独学で学び書道にもよく通じていました。宝暦末頃から紅摺絵の役者絵を描き始め、後に錦絵の有力絵師へと成長します。本が好きで、絵本や黄表紙の挿絵を多く手がけました。中でも勝川春章と合作し吉原風俗を描いた『青楼美人合姿鏡』は、重政の代表作とされています。肉筆浮世絵は作品数が少なく貴重です。
北尾 重政の買取はこちら10.浮世絵の買取についてのまとめ
日本の絵画のなかでも浮世絵は庶民に親しまれた芸術だったため、いまもその魅力は多くの人をひきつけてやみません。江戸時代に大量生産された絵画であるため、たくさんの作品が出回っており、オークションにかけられる機会も多々あります。作品によっては高額になる可能性があるため、作品をお持ちの場合はぜひ査定をお試しになってください。
その他の絵画について
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