リトグラフの絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.リトグラフ作品を売りたいお客様へ

リトグラフは版画の技法の一つで、石版画とも呼ばれます。彫刻刀で版を彫るのではなく、クレヨンや筆で描いたイメージを化学変化によって版にするため、自在な表現が可能です。そのため、パブロ・ピカソやジョアン・ミロから平山郁夫などの日本画家、草間彌生などの現代のアーティストまで、多くの著名な画家がリトグラフを制作しています。収集がしやすくコレクターに人気で、著名な作家の作品は数百万円で取引されることもあります。

このページの目次

2.リトグラフについての解説

リトグラフは水と油が反発し合う性質を利用する版画の技法です。石版画とも呼ばれ、化学変化を利用して、平らに磨いた石灰石の上に、インク(油)を引きつけ水をはじく部分と、水を保持してインクをはじく部分を作り出し、専用のプレス機で印刷します。近年では、手に入りにくく扱いにくい石板に変わって、アルミ板やジンク板といった金属板を使うことが一般的になっています。

3.リトグラフについての歴史

リトグラフは、1798年、ドイツのアロイス・ゼーネフェルダーによって楽譜印刷のために考案されました。19世紀半ばにはウジェーヌ・ドラクロワやアンリ・ファンタン=ラトゥールらが、19世紀末にはオディロン・ルドンらが優れた作品を残し、20世紀半ば頃からはムルロ工房などの卓越した職人の手を借りてジョアン・ミロやパブロ・ピカソら多くの画家たちがリトグラフを手がけました。1960年代頃まで大型の商業ポスターなどもリトグラフで制作されていました。

4.リトグラフ作品の特徴について

リトグラフは、油性であれば、筆でもクレヨンでもペンでも多様な描画材でイメージを描くことができます。描画材により異なる質感や画家が描いた線が、直接、版に反映されるのが最大の特徴で、版画の中でも最も自由な表現が出来る技法と考えられています。そのため、一見、鉛筆や木炭によるドローイングや水彩画、あるいはその印刷のように見えることもあります。リトグラフとされる作品が、オフセット印刷などの大量印刷技法で制作された製品であることもあり注意が必要です。

5.リトグラフ作品の買取査定ポイント

リトグラフはもともと印刷技術として考案されたもので、通常、同じ作品が複数存在します。リトグラフの査定においては、作品の制作年代や作者によって価値が大きく異なり、保存状態やもともとの制作部数、作者存命中の刷りかどうかなどによって査定額が変動します。鉛筆などによる作者のサインやエディションナンバーの記載があると、より高い査定額が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 本物のリトグラフであるか
  • 作者の署名やエディションナンバーの記載があるか
  • 制作部数は何部だったか
  • シミ、焼け、破れなどがないか
  • 購入時期や金額、入手経路がわかっているか
  • 作品のサイズ
  • 額装の有無

6.代表的なリトグラフ作家の買取相場価格について

リトグラフは、19世紀初頭から現在まで多くの版画家、画家が作品を残しています。同一作品が複数制作されるため収集がしやすく、コレクターにも人気で、有名な作家の作品は高額に査定される傾向にあります。制作部数が少ないものほど希少価値が高い傾向にあり、また多色刷りの色数の多さや出来栄えなども査定額に影響する可能性があります。

ジョアン・ミロ 作 『Centenary of the Imprimerie Mourlot』

ジョアン・ミロは、シュルレアリスム絵画で知られるスペイン出身の画家です。ミロのリトグラフ『Centenary of the Imperimerie Mourlot』は、オークションで210万円で取引されました。元々の落札予想額は80~120万円でしたので、約2倍の額となっています。サイズは、50cm×65.8cmで、署名と作家保存分として印刷された証である「EA」が記載された希少な刷りでした。ミロのリトグラフは、作品によって価格が変動しますが、概ね20~30万円から50万円前後で取引され、希少なものは数百万円以上の落札事例があります。

デイヴィッド・ホックニー  作 『水のリトグラフ』

デイヴィッド・ホックニーはイギリスのポップアートを代表する画家で、優れた版画作品の制作でも知られます。ホックニーのリトグラフ『水のリトグラフ』は、66.2cm×87.1cmの大判で額装済みのものがオークションにて350万円で取引されたことがあります。署名とエディションナンバーの記載があり、レゾネ掲載や展覧会歴もある作品でした。ホックニーの版画は、安いものでは数万円から取引がありますが、リトグラフは数十万円から数百万円の落札事例も見られます。

東山 魁夷 作 『濤声』

清明な風景画を数多く描いた東山魁夷は、戦後の日本画界を代表する画家の1人です。東山魁夷の『濤声』は、襖絵をもとに87部限定で制作されたリトグラフで、縦が各面57.6cm~62.5cm、幅が合計で642.4cmの大画面の作品です。オークションでは、予想落札額の250万円~300万円を大きく上回る420万円で取引されました。掛け軸など幅広い形態の出品がありますが、額装が特に多いです。リトグラフでも、鑑定書があるものやエディション番号が明記されているものは、数百万円の取引となることがあります。

7.リトグラフ作品の買取についてのまとめ

版画でありながら、描いた線をダイレクトに再現できるリトグラフには、多くの著名な画家たちが挑戦しました。リトグラフの取引相場価格は、作者の著名度や制作された年代によって変動します。有名作家の真作であることが分かる作品、サインやエディションナンバーの記載があり、保存状態の良い作品は高価買取につながる可能性が高いでしょう。リトグラフをお持ちのかたは、ぜひ一度査定のご相談をお寄せください。

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