院体画(いんたいが)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.院体画作品を売りたいお客様へ

院体画は、中国画壇において職業画家による絵画を意味します。伝統を重視した画風と、写実的で精密な描写が特徴です。明代の大家である董其昌は、院体画の系譜は北宗画(北画)とほぼ重なると主張しました。これにより、院体画は南宗画に対立する区分として定着していきました。宮廷画家の画風を重んじる院体画は、唐代を起源とする画院で描かれるような作品を主とし、伝統的技法を用いる絵画でもあります。唐の李思訓や宋の郭煕、明の戴進らといった大家が多くの作品を残しています。

このページの目次

2.院体画についての解説

院体画は、古くから伝わる技法を用いて山水や花鳥を写実的に描き出す絵画です。「鉤斫之法(鉄線描、刻画)」と呼ばれる力のある描線で山々を描きます。源流にあるのは宮廷趣味としての絵画であり、見たものを写実的かつ精密に描くことが重視されています。自由で柔らかな画風の南宗画と対比して語られることが多く、院体画の作家は馬遠や夏珪らが有名です。北宋末期から南宋中期にかけて作品が多く誕生し、最盛期を迎えました。

3.院体画についての歴史

院体画の始まりは、中国の古い宮廷画家組織である「翰林図画院(かんりんとがいん)」にあります。画院の画家による絵画、もしくはその様式が「院体画」と呼ばれたのです。院体画でははじめのうち黄氏体の花鳥画が採用されましたが、北宋後期に徐氏体の没骨画法と融合した様式へと変化しました。山水画では、李成や郭煕の画風が代表的でしたが、徽宗朝では徽宗の指導により詩的情趣を加えた院体山水画様式が確立します。元・明以後の時代では、院体画風は形式主義に陥り徐々に衰退していきました。

4.院体画作品の特徴について

院体画の特徴は写実的で精緻な描写、伝統を尊重した画風、装飾性の強さが挙げられます。これは宮廷からの需要に応じて描かれた絵画を源流としているからです。院体画では、輪郭線をしっかり取り彩色する「鉤勒填彩(こうろくてんさい)」を用いた装飾的な様式が採用されています。これを黄氏体といいますが、やがて時代の変遷と共に、輪郭線を用いない徐氏体の「没骨(もっこつ)画法」と融合しました。後には趙昌や易元吉らの写生画法が取り入れられ、写実を重視した徐黄折衷の院体画へと移行していきます。

5.院体画作品の買取査定ポイント

院体画の作品は、描かれた時代や真贋、サイズなどが査定における重要なポイントになると思われます。特に院体画の最盛期とされる北宋末~南宋中期の作品は傑作が多いとされ、著名な画家の作品や出来栄えの良いものは高額での査定も期待できます。

代表的な査定ポイント
  • いつの時代に描かれたものか
  • 誰が描いた作品か
  • 保存状態の良さ
  • 汚損、欠損の有無
  • 入手経緯

6.代表的な院体画作家の買取相場価格について

院体画は多くの作品が市場に出回っており、保存状態の良い真作では数万円から数十万円が相場だといえます。複製画や工芸印刷といった作品でも、出来栄えの良いものは数万円以上で取引されることが多いようです。古い作品には歴史的価値が認められ、より高い値が付く場合もあります。宮廷に縁のある作品では、数百万円の価値となる可能性も期待できるでしょう。

徽宗 作 『双鵝図』

徽宗は北宋の第8代皇帝であり、書画に優れ、北宋最高の芸術家の一人と称された人物です。徽宗の作品は極めて貴重な文化財として扱われ、日本にある『桃鳩図』は国宝に指定されています。インターネットオークションに出品された『双鵝図』は徽宗作と思われる肉筆絹本で、蒐集家からの放出品です。サイズは96cm×38cm、古い作品なので画面の劣化が見られますが257,000円での落札となりました。時代を代表する作家の作品ということで、作品状態が良好であればさらに高額がついた可能性があります。

李迪 作 『花』

南宋の宮廷に仕えた李迪は、繊細な描線と鮮やかな彩色を得意とした画家です。花鳥、竹石に特に優れ、宮廷画家らしい上品な画風で市場人気の高い画家の一人です。こちらの『花』はオークションにて195,001円で落札されました。サイズは83cm×22cmで、目立った汚れや傷もなく、状態の良い作品です。署名と印が入っています。

劉松年 作 『青山緑水図』

劉松年は李唐、馬遠、夏圭と共に南宋四家に数えられた優れた画家です。代表的作品である『羅漢図』は台北故宮博物院に所蔵されており、劉松年の作品には希少価値があります。こちらの『青山緑水図』は、インターネットオークションにて150,010円で落札されました。作品サイズは74cm×87cmの肉筆絹本で状態も出来栄えも良く、200件を超える入札があったことからも市場人気が伺えます。

7.院体画作品の買取についてのまとめ

院体画は中国宮廷の歴史と共にある絵画で、芸術性の高さに加えて歴史的価値も加わり貴重な作品が多いといえます。華麗で品のある画風は日本でも多くの美術愛好家から支持されており、真作で状態の良い作品は高く評価される傾向にあります。院体画作品と思われる絵画をお持ちの場合は、ぜひ一度査定に出して頂くと思わぬ高値になることもあるでしょう。

その他の絵画について