北尾 重政(きたお しげまさ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.北尾 重政の作品を売りたいお客様へ

北尾重政は、江戸後期の浮世絵黄金時代にあって、一派をなした浮世絵師です。幼少の頃から書画を好み独学で画を学び、独自の画風を完成させ「北尾派の祖」と言われました。作品は現在でも高く評価され、東京国立博物館や海外ではボストン美術館など、国内外の多くの美術館に収蔵されています。

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2.北尾 重政についての解説

北尾重政は、谷素外に俳諧を学び、能書家で、文学的教養を備えていました。それまで類型化して描かれてきた人物を、現実的な姿で描く独自の画風を確立させ、浮世絵を代表する存在となりました。重政の美人画は、絵師に多大な影響を与えました。

3.北尾 重政の歴史

北尾重政は、1739年(元文4年)江戸の書店の長男として生まれました。画を志して家業を弟に譲り作画に励みました。本の挿絵の役者絵を描き、試行錯誤を重ねていきます。1765年には錦絵の有力絵師として活躍しはじめ、画風が完成していきました。美人画の他、草双紙の挿絵なども多数残しています。1820年、82歳で没しました。

4.北尾 重政の代表作

  • 青楼美人合姿鏡(1776年)
  • 美人戯猫図(1785年)
  • 写真花鳥図会

5.北尾 重政の作品の買取査定ポイント

浮世絵は、絵師が描いた画を元に木版で刷った版画と、直に描いた肉筆画に分かれます。また浮世絵は一般的に作者、画題、色味、状態などで価値が決まります。北尾重政は役者絵や風俗画、風景画など様々な画題を手掛けていますが、特に美人画の評価が高いため、画題が重要な査定ポイントとなります。また北尾重政は春画や艶本も多く残しており、それらも高額で流通しています。

代表的な査定ポイント
  • 版画と肉筆画のどちらなのか
  • 作者は誰か
  • 人気のある画題か
  • 色彩の状態はどうか
  • 保存状態は良好か

6.北尾 重政の作品の取引相場価格

北尾重政の作品で、こちらは絵画ではありませんが『艶本枕言葉』という艶本が、52,000円で取引されています。またこちらも艶本ですが、『笑本色咲里』が42,780円で落札されています。以前開催されたオークションでは、タイトルは不明ながらも北尾重政の春画が出品された実績があります。落札価格は公開されておりませんが、オークション主催者側の落札予想価格は70万円から100万円でした。また、『岩井半四良 伊勢屋坂』という31cm×13.8cmの浮世絵にも35万円から55万円の落札予想価格がつけられています。買取においても保存状態の良い真作の浮世絵であれば高額な査定価格が期待できます。

7.北尾 重政の作品の買取についてのまとめ

北尾重政は、国内外で大変評価が高く、作品は多くの美術館や博物館に収蔵される歴史的価値のある作家です。高額査定のポイントがそろえば、今後も高値が期待されます。お手元にお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてはいかがでしょうか?

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