水彩画(すいさいが)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

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1.水彩画作品を売りたいお客様へ

水彩画は著名な水彩画家に加え、さまざまな分野の画家が描いてきました。印象派のセザンヌやゴッホ、20世紀にはピカソ、クレーも水彩画作品を残しています。さらに日本画の平山郁夫など、多様な画風の画家が水彩画作品を残し、国内外で高く評価されています。著名な作家で希少性の高い作品であれば、高値の買取額になる傾向があります。

このページの目次

2.水彩画についての解説

水彩画とは顔料を水で溶かして描く絵のことで、一般的には透明性の顔料を使って紙の上に描く絵を水彩画と呼びます。不透明性顔料の絵や、テンペラ画やフレスコ画のように壁に描いた絵、東洋の水墨画や漢画、大和絵などの伝統的な絵画は水彩画と呼びません。水彩画は透明感のある雰囲気や空間を表現するのに、とても適しており多くの人に親しまれている絵画です。

3.水彩画についての歴史

古代エジプトや中世の写本にも、水彩画は用いられていました。手軽ですが発色や耐久性が十分でないことから、配色の案や色彩の覚え書きをするために描かれることが多く、作品としてはルネサンス時代にA.デューラーが水彩の風景画を数点残している程度でした。その後18世紀後半のイギリスで絵画のジャンルとして著しく発展し、詩情に満ちた表現のイギリス水彩画が生まれます。19世紀のターナーによる水のぼかしを活かした透明度の高い作品は、後の水彩画に大きな影響を与えました。日本では幕末から明治初期にかけて、西洋的な水彩画が伝わると、明治30年代後半には大きなブームとなります。そして現在に至るまで多くの画家が卓越した水彩画を残しており、人気の高いジャンルと言えるでしょう。

4.水彩画作品の特徴について

水彩画は透明感のある絵画で、重ねた下の色を完全に隠せないほどの透明な色彩が、みずみずしい雰囲気や淡さを表現し、非常に魅力的です。水彩画は画家の肉筆であり、基本的に一点ものの絵画であるため、それぞれの作品が貴重なものとなっています。さらに水彩画は油彩などと比べると紫外線などの影響で経年劣化しやすく、一つひとつの作品の希少価値が高くなる傾向にあります。

5.水彩画作品の買取査定ポイント

水彩画は経年劣化しやすいことから、保存状態がよいかどうかが重要な査定ポイントになります。有名な画家による作品は高値の査定が期待できます。また近代画家の水彩画は個人が所有している場合も多く、詳細不明の水彩画が予想以上の買取価格になる場合もあります。

代表的な査定ポイント
  • 作品の保存状態はよいか
  • 有名な画家による作品か
  • 真作の肉筆画か
  • 展覧会や書籍に載った作品か

6.代表的な水彩画作家の買取相場価格について

水彩画は作品の保存状態や、出来栄えなどによってその価格帯は幅広く、数千円のものから数十万円のものまで存在します。経年劣化しやすいので古い作品ほど希少価値が高くなり、きれいな状態で保存されていれば評価が高くなります。また有名な画家の作品であれば、より高額な査定も期待できるでしょう。

梅原 龍三郎 作 『水彩裸婦図』

日本洋画壇で活躍した梅原龍三郎の水彩画は、オークションにも多く出品されています。その中で『水彩裸婦図』という作品が2,500,000円もの高い価格で落札されました。肉筆の水彩画作品で、サイズは縦30.3cm×横22.0cmです。左下に印があり、自筆証明書と、東京美術倶楽部鑑定委員会の鑑定書が付いています。梅原の水彩画は1,000,000円以上の落札価格になることが多く、この作品のように2,000,000円を超える落札価格になることもあります。

レオナール・フジタ(Leonard Foujita)(藤田 嗣治) 作 版画集『LA MESANGERE』(肉筆水彩画付)

独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像や猫の絵で知られるレオナール・フジタは、オークションで取引数がかなり多い画家です。その中で版画集『LA MESANGERE』(肉筆水彩画付)が5,000,000円の高い価格で落札されました。リトグラフの挿絵版画集に肉筆の水彩画が付いた作品で、水彩画のサイズは縦18.9cm×横18.6cmです。レオナール・フジタの作品は10,000,000円以上の落札になることもあり、真作であれば高額な価格が期待できます。

小松崎 邦雄 作 水彩14点セット

小松崎邦雄は油絵画家ですが、水彩画も数多く描いています。オークションでは油彩画の出品が多い傾向にありますが、水彩画作品の14点セットが220,000円の高値で落札されました。サイズは縦27.0cm×横24.0cmなどで、14点の作品です。オークション主催者側の落札予想価格は50,000円から100,000円とのことで予想を上回りました。作品によっては1,000,000円を超える場合もあり、保存状態のよい真作であればかなりの高額が予想されます。

7.水彩画作品の買取についてのまとめ

水彩画はさまざまなジャンルの画家による作品があり、透明感のある美しい表現が人々を魅了しています。そのため保存状態のよい肉筆の水彩画作品であれば数万円から数百万円の高額査定の可能性があります。お手元に水彩画の作品をお持ちの場合は、査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。

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