印象派(いんしょうは)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.印象派作品を売りたいお客様へ

印象派といえばモネやゴッホ、ルノアール、マネ、ドガといった画家を思い浮かべるでしょう。日本では、光を表現した明るい印象派の絵画はとくに人気があります。世界的にもオークションでの高額な落札がニュースになるなど、印象派の絵画は国内外で高く評価されており、買取額もかなりの高値になる可能性があります。

このページの目次

2.印象派についての解説

印象派とは、19世紀後半にフランスで起きた芸術運動です。印象派の画家たちは、伝統的な写実主義の絵画にとらわれず、周囲の光や空気の変化の一瞬の印象を忠実に描こうとしました。それまではあまり描かれていなかった風景画や静物画、自然、農民や市民の日常生活、町並みなどを描き、宗教色が弱く、あざやかで彩りのある色彩と、自由な構成によって描かれた空間、点描や筆遣いが目に見えることなどが特徴的です。

3.印象派についての歴史

19世紀後半にパリで活動していた画家たちのグループが、誰でも飾ることができる展覧会を連続して開催したのが印象派の始まりで、モネの『印象・日の出』に由来して印象派と呼ばれるようになりました。当時のフランスでは保守的な公募展であるサロンに出品されることで画家と認められ、サロンでは肖像画や宗教画、歴史画などの伝統的な作品のみが飾られました。印象派はサロンから批判を浴び、当初は人気もなく絵も売れませんでしたが、だんだんと銀行家や医者、歌手、百貨店主などに買われるようになり、さらにアメリカ合衆国にも広がって多くの人に受け入れられるようになりました。印象派はマネやモネ、ルノワール、シスレー、ドガ、ピサロ、スーラ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなどがよく知られており、世界的に高い評価を得ています。

4.印象派作品の特徴について

印象派の絵画は、明るい色彩で描画対象を含む空間の雰囲気をすべて描いており、写実主義などのタッチと異なり、荒々しい筆致で色彩を混ぜずに並べて生き生きと描かれています。印象派の画家は自然光の役割を大切にして屋外で描くことを好み、見たものを写真のように正確に再現するのではなく、画家自身にそう見える自然を表現することを追求し、目に映る世界を主観的に描きました。写真の広がりとともにスナップショットのような構図も用いられるようになり、他に日本の浮世絵の影響も受けたことも知られています。

5.印象派作品の買取査定ポイント

印象派の絵画は、有名な画家の作品であることが重要な査定ポイントで、保存状態がよい作品は高値が期待できます。また印象派の絵画は国内外の美術館や博物館が収蔵している場合も多く、市場に出回る作品が少ないため高額な買取価格になる可能性があります。

代表的な査定ポイント
  • 額装された作品かどうか
  • 有名な画家による作品か
  • 真作の肉筆画か
  • 正式な鑑定書が付属しているか
  • 作品の保存状態はよいか
  • 作品の大きさはどれくらいか

6.代表的な印象派作家の買取相場価格について

印象派の絵画作品は、画家によって価格帯が異なり、数十万円のものから数億円のものまで存在します。多くの作品がコレクターや美術館などに所有され、市場に出回る作品数は少ないため希少価値が高くなっています。さらにきれいな状態で保存されていれば評価が高くなり、より高額な査定も期待できるでしょう。

クロード・モネ(Claude Monet) 作 『Femme au chevalet』

『睡蓮』などの作品で有名なモネの油彩画は、非常に人気があるためかオークションに出品される数が少ない傾向にあります。その中で『Femme au chevalet』という作品が620,000円で落札されました。モネのサインがある版画作品で、サイズは16.0cm×20.1cmです。オークション主催者側の落札予想価格は100,000円から200,000円で予想をはるかに上回りました。この作品のように版画作品でも高額な落札価格となり、モネの油彩画であれば、数千万円以上の高額な落札価格になることもあります。

カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro) 作 『オニーの村の風景』

印象派の中心的な存在であったピサロは、オークションで正式な鑑定書がない作品でも数十万円で落札されることがあるほど人気の高い画家です。『オニーの村の風景』という作品は50,000,000円の高い価格で落札されました。正式に鑑定された油彩画作品で、サイズは55.3cm×46.0cmです。カミーユ・ピサロの作品は、真作保証されている場合は数千万円の落札になることがあり、高額な価格が期待できます。

黒田 清輝 作 『小松』

印象派の影響を受けた外光派の黒田清輝は、オークションでの取引数が多いです。鑑定書が付属している油彩画は数百万円で落札されることが多く、水墨画作品などは数十万円で落札されるようです。その中で『小松』という作品が4,600,000円の価格で落札されました。正式な鑑定証書が付属した油彩画作品で、サイズは26.4cm×35.0cmです。黒田清輝の油彩画は高額な落札価格になることがあり、保存状態のよい真作であればかなりの高額が予想されます。

7.印象派作品の買取についてのまとめ

印象派の画家の作品は多くの人を魅了し、中でも著名な画家による作品は非常に人気が高くなっています。保存状態のよい真作保証された作品であれば数百万円から数億円の高額査定の可能性があります。お手元に印象派の作品をお持ちの場合は、査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。

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