鳥羽絵（とばえ）の絵画買取なら高額査定の可能性！SATEeee絵画買取へ

1.鳥羽絵作品を売りたいお客様へ

鳥羽絵は江戸時代から明治時代にかけて描かれました。近年では著名な絵師の作品を集めて展覧会が開かれることもあるほか、ベルギー王立美術歴史博物館やアメリカのブルックリン美術館をはじめとする国内外の美術館や博物館に収蔵されるなど高く評価されています。海外でも高い人気を誇ることから、査定時には高額な査定につながる可能性は非常に高いでしょう。

2.鳥羽絵についての解説

鳥羽絵とは、「江戸の漫画」とも呼ばれる略画体の戯画で、日常生活を題材とした墨書きや浮世絵版画の滑稽な絵です。鳥羽絵の中に描かれる人物は、小さい目に低い鼻、大きい口に極端に細長い手足という特徴を持ち、軽妙な筆致で描かれて笑いを誘いました。鳥羽絵の名は国宝「鳥獣人物戯画」の筆者と伝えられてきた鳥羽僧正覚猷に由来するとされています。

3.鳥羽絵についての歴史

鳥羽絵は、江戸時代中期、18世紀の大坂で鳥羽絵本として出版されて流行し、瞬く間に全国に広がりました。描かれたモチーフには誇張と動きがあり、現代の漫画にも通じるものがあります。また鳥羽絵は大坂に留まらず、江戸の浮世絵などにも影響を与えたとされています。鳥羽絵を洗練させたとされる大坂松屋の耳鳥斎や江戸の葛飾北斎、歌川国芳、さらにその流れをくむ河鍋暁斎など、時代や地域によってさまざまに変化しながら、笑いの感覚を脈々と受け継いできました。世界的にも認められている漫画文化を持つ日本において、江戸時代頃に描かれた戯画の鳥羽絵は国内外で高い人気を誇っています。

4.鳥羽絵作品の特徴について

やや滑稽な略筆体の作品を鳥羽絵と呼びますが、広く戯画や漫画を指す言葉として使われます。描かれるテーマは主に庶民の生活に向けられており、その誇張されて動きのある表現は人々に強烈な印象を与え、世の中に広がっていきました。著名な絵師たちもたくさんの鳥羽絵を描いており、和紙に生き生きとした筆遣いでおもしろおかしく描かれた数々の作品が、江戸の笑いの文化を現代に伝えています。

5.鳥羽絵作品の買取査定ポイント

鳥羽絵は、江戸時代から明治時代初期の非常に古い時代に制作されて庶民の間で流行したもののため、保存状態のよさが重要な査定ポイントになります。版画作品の場合には線がシャープな初摺りや初期の作品ほど高値の査定が期待できます。

代表的な査定ポイント

• 作品の保存状態はよいか
• 初摺りや初期の作品か
• 有名な絵師による作品か
• 有名な画題の作品か
• 真作の作品か

6.代表的な鳥羽絵作家の買取相場価格について

鳥羽絵は、軽妙な略筆体の作品や多色刷りの細密な作品など、多彩な作品があるためその価格帯は幅広く、数千円のものから数百万円のものまで存在します。同じ作品でも保存状態がよいものや、初摺りや初期の版画作品は、より査定額は高くなる傾向にあります。また著名な絵師の作品や有名なシリーズものであればより高額な査定も期待できるでしょう。

歌川 芳藤　作　『浅草御うまやかし　不しきのような紙細工』

歌川芳藤の鳥羽絵は、数万円の価格で落札されています。その中で『浅草御うまやかし　不しきのような紙細工』という版画作品がオークションで89,000円もの価格で落札されました。サイズは縦36.0cm×横24.3cmで、3枚続きの絵ですが、左絵と右絵のみで、中絵は欠損しています。初摺りのものや3枚続きのすべてがそろった真作保証の作品は高額な落札価格になる可能性があります。

歌川 小芳盛　作　『浮世又平名絵の誉』

明治時代に活躍した歌川小芳盛の絵はオークションでの取引数が非常に少ない傾向にあります。その中で『浮世又平名絵の誉』という作品がオークションで48,300円の価格で落札されました。サイズは縦36.0cm×横24.4cmの2枚続きの浮世絵版画作品です。歌川小芳盛の作品は市場に出回っているものも少なく、真贋保証されたものであれば高額で落札されることもあります。

三代 歌川 広重　作　『しめたしめた袋の鼠』

三代歌川広重の浮世絵は、オークションで横浜絵が数多く取引され、戯画はあまり出品されていません。その中で『しめたしめた袋の鼠』という作品がオークションで取引された際には、44,500円の価格で落札されました。サイズが縦37.2cm×横50.2cmの2枚続きの版画作品です。三代歌川広重の作品は数千円から数万円の落札価格が多く、真作や人気の画題の場合はかなりの高額も期待できます。

7.鳥羽絵作品の買取についてのまとめ

日本の笑いの文化を伝える鳥羽絵は、浮世絵の中でも人気が高く、多くの人を魅了しています。鳥羽絵は世界的にも評価されていることから、数万円から数百万円の高額査定の可能性があります。鳥羽絵の浮世絵作品をお持ちの場合は、一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。

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