浮世絵美人画（うきよえびじんが）の絵画買取なら高額査定の可能性！SATEeee絵画買取へ

1.浮世絵美人画作品を売りたいお客様へ

浮世絵の美人画は容姿はもちろん、内面的な美についても着目し描かれた作品が多くあり菱川師宣の『見返り美人』のように、後世まで色褪せない名作が多く誕生しました。現在でも、浮世絵美人画は世界中にコレクターのいる絵画として、美術愛好家だけでなく、歴史愛好家や浮世絵コレクターなど幅広い層から人気の高いジャンルです。国内だけでなく国外からの需要も高く、高額査定も珍しくない絵画と言えるでしょう。

2.浮世絵美人画についての解説

浮世絵美人画では初期には遊女の姿が盛んに描かれましたが、後に芸者や町娘など、市井の美人が多く描かれるようになりました。このため、女性の美しさを楽しむという側面に加えて、当時の風俗や市井の暮らしの様子などを知る重要な資料としても価値があります。美人画に描かれた女性は実在の姿を描くというよりも、絵師による美人の描き方を定型で楽しむものでした。喜多川歌麿や歌川国貞といった人気絵師の美人画が代表的です。

3.浮世絵美人画についての歴史

日本における美人画は、江戸時代初期頃から盛んに描かれるようになりました。鎌倉時代の歌仙絵、室町時代の肖像画の中には、美人画に通ずるものもありましたが、一分野として確立したのはやはり江戸時代に入ってからだといえます。寛文年間には、遊女や舞妓の姿を主として描く「寛文美人画」が人気となりました。浮世絵の創始者として知られる菱川師宣は、木版画での美人画において数々の傑作を生み出し、以降、浮世絵における美人画は重要な主題となったのです。浮世絵美人画は世俗を反映しながら発展を続け、明治時代以降も鏑木清方や伊東深水、上村松園といった画家によって多数の名作が生み出されました。

4.浮世絵美人画作品の特徴について

浮世絵美人画作品の特徴は、女性の美に注目し、それぞれの画家が趣向を凝らして美を表現したことにあります。必ずしも写実的ではなく、女性の美を強調した作品を良いものとする時代が長く続きました。特に浮世絵の美人画では、切れ長の目や下膨れの顔といった、日本人が古来より理想としてきた女性像が盛んに描かれたのです。浮世絵師の画風によって美の度合いが判断され、歌麿美人、国貞美人といった呼び方も誕生しました。

5.浮世絵美人画作品の買取査定ポイント

美人画作品では、大きさや作家が重要なポイントです。人気画家による真作であれば、高い査定価格となる可能性が高まります。制作年代や傷、汚れの有無も重視されます。描かれた時代の風俗や文化が伺える作品の場合は、歴史的資料としても価値があるので高評価がつきやすいといえます。

代表的な査定ポイント

• どういった女性を描いているか（描かれた画題の女性の様子、見た目など）
• 作品の質（芸術性の高さ、作品としての歴史的価値など）
• 当時の風俗や文化がより反映されているか
• 汚れや傷がないかどうか（保存状態）
• 本物かどうか

6.代表的な浮世絵美人画作家の買取相場価格について

美人画の多くは数万円から数十万円で取引されています。真作であれば数百万円の値がつくケースも珍しくありません。人気画家による作品や著名な作品では、百万円単位で査定額が変動することもあります。

喜多川 歌麿　作　『寛政三美人(当時三美人)』　

時代を代表する画家の一人、喜多川歌麿の美人画は市場でも多く取引されています。真贋不明の作品も多く出回っていますが、真作であれば数十万円以上となるケースが多いようです。三人の美人を描いたこの作品では、170万円以上とされていた落札予想価格を大幅に上回る240万円での取引が実現しました。36.7cm×24.4cmとあまり大きくはなく、真贋不明のためこの価格となったようです。真作と判断できる鑑定書や付属品があれば、さらなる高額も可能だったと思われます。

渓斎 英泉　作　『當世すかたのうつし画 茂門佳和』

江戸時代後期に活躍した人気浮世絵師、渓斎英泉の『當世すかたのうつし画 茂門佳和』はネットオークションにて75,100円にて落札されています。真贋不明の作品で縦35.8cm×横25.5cmｍ裏打はなく、汚損、穴、破れと補修がややあります。全体的な状態と真贋不明ということから、価格が伸び悩んだと考えられます。真作であった場合は、大幅に価格が上がる可能性があります。

渓斎 英泉　作　『美人図』

渓斎英泉の美人画は、ネットオークションでも多く取引されています。真贋不明のものも多く、数万円での取引が主流だといえます。しかし、真作と判断できる作品であれば数十万円がつくことも珍しくなく、熱心なコレクターのいる画家だと考えられます。こちらの作品は37.5cm×25.0cmで真贋不明の版画であり、5万円～7万円とされた落札予想価格を上回る8万円で取引されました。仕上がりの良さや真作の可能性があることから、この価格での取引となったようです。

7.美人画作品の買取についてのまとめ

日本の美人画は国内だけでなく海外でも人気が高く、ネットオークションなど国内外での取引も盛んと言えます。人気絵師の作品であれば数百万円での取引となることも多く、真贋不明の作品でも数万円から落札などにつながる絵画です。美人画は国内外問わず多くの方から支持されている絵画ですので、作品をお持ちの方はぜひ一度査定に出して頂くことをおすすめします。

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