趙無極(ザオ・ウーキー)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.趙無極の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ザオ・ウーキーは、東洋と西洋の手法を融合させた独自の抽象画を描いた中国出身の画家です。その作品に対する評価は高く、2018年9月のサザビーズ香港では、抽象画『1985年6月-10月』がアジア人アーティストの油彩画としては過去最高額で落札されています。
このページの目次
2.趙無極という絵画作家について
ザオ・ウーキーは中国で杭州美術研究所の教授を務めていましたが、形骸化した画壇に反発してパリに移住します。ヨーロッパではアンフォルメル運動やパウル・クレーとの出会いを通じて、自身のルーツが中国美術にあることを再確認しました。そこから、東洋の美意識を西洋絵画に融合させたような叙情的抽象の世界が創り出されていきます。ザオ・ウーキーは抽象画を描きながらも、書や水墨画といった東洋の伝統を感じさせる独自の境地を切り開いた画家です。
3.趙無極の絵画作家についての経歴など
ザオ・ウーキーは1921年に、北京の名門の家系に生まれました。1935年に杭州美術学校に入学、1941年に同校の講師となっています。1948年、パリに移住。翌年に開いた個展が大成功を収め、「中国のボナール」と評されました。1950年代から抽象へと展開し、以降は叙情的な抽象画家として知られることとなります。1980年代以降は、紙に墨を用いた中国山水画を思わせる抽象表現の作品を制作。1994年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しています。2013年、スイスにて逝去。92歳。
4.趙無極の絵画代表作品とは
- 風(1954年)
- 絵画-21.3.36(1962年)
- アンドレ・マルローに捧ぐ-1.4.76(1976年)
5.趙無極の絵画作品の買取査定ポイントを解説
ザオ・ウーキーの作品は、リトグラフが多く取引されているようです。リトグラフにはエディションナンバーというものがあり、査定のポイントとなる場合があります。画家自身がサインと番号を記入するため、限定部数だけ刷られた証明になるからです。また、鑑定書もあれば査定時に有利になります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- サインが確認できるか
- 作品のサイズはどれくらいか
- 保存状態は良好か
- 鑑定書の有無
- エディションナンバーがあるか
6.趙無極の絵画作品の取引相場や参考価格
ザオ・ウーキーの買取相場価格はリトグラフが中心で、約10万円から30万円となっていました。そのうちの一つを見てみますと、青と黒で描かれた水墨画のような抽象画が27万円という価格で取引されています。題名はなく、絵には染みや紙のはしにヨレが少しあるようです。作品にはサインがあり、エディションナンバーは94/125と記入されています。画寸は縦38.7cm×横55.0cmで、額寸が縦50.0cm×横65.0cmです。
7.趙無極の絵画作品の買取についてのまとめ
ザオ・ウーキーは中国出身のフランス人画家として、ヨーロッパの抽象画に新しい可能性を開きました。20世紀のパリ全盛時代に活躍し、フランスの美術アカデミーのメンバーにもなっています。世界的に評価され、人気も高いザオ・ウーキーの作品は、高価買取が期待できるでしょう。
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