安江 不空(やすえ ふくう)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.安江 不空の作品を売りたいお客様へ

安江不空は、明治から昭和にかけて活躍した歌人であり日本画家です。橋本雅邦、岡倉天心、富岡鉄斎に画を学び、歌人としては正岡子規に師事しました。子規門下七大弟子と称される一方で、画家としても住吉大社の「絵所預」となるなど、一家をなしました。

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2.安江 不空についての解説

安江不空は、文画、双方の優れた才を備えた作家でした。歌人としては正岡子規の指導を受け、根岸短歌会に加わり短歌雑誌『馬酔木』』アカネ』の創刊を経て、関西同人根岸短歌会を結成、『あけび』を創刊します。その優れた作歌は子規から「秀麗」との評を受けました。絵画としては、「その描写をするところは現世の万葉歌人を見るの概がある」と言われ、住吉大社の絵師の長である絵所預にまで昇格しました。

3.安江 不空の歴史

安江不空は、1880年(明治13年)京都の神社の大宮司の子として生まれました。幼少の頃脳膜炎を発症し次第に難聴となり、会話はすべて筆談で行われていました。1897年に東京美術学校に入学し、創設者である橋本雅邦、岡倉天心に画を学びました。1900年に正岡子規が新聞で募集した和歌に入選、それをきっかけに子規に師事し、子規の没後にはその門弟らで結成した根岸短歌会の同人となりました。1910年花田比露思らと関西根岸短歌会を結成。1921年、『あけび』創刊に参加し、表紙画も手掛けました。日本画や短歌の短冊や書などを、数多く制作しています。1954年、住吉大社の絵所預となりました。1960年、81歳で逝去しました。

5.安江 不空の作品の買取査定ポイント

安江不空は歌人でもありますから、短冊や書なども多く流通しています。真筆の日本画であれば希少価値があります。真筆証明としては鑑定書が一番良いのですが、署名や落款も重要です。保存状態の良し悪し、共箱の有無、箱書きがあるか、サイズの大きさなども査定のポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 真筆証明があるか(鑑定書はあるか)
  • 署名や落款はあるか
  • 保存状態は良好か
  • 共箱の有無はどうか、箱書きがあるか
  • サイズの大きさはどうか

6.安江 不空の作品の取引相場価格

安江不空の『荷田春満(かだのあづままる)大人像図』は、掛け軸ではありますが38,211円の高額で取引されました。国学の祖、賀茂真淵の師である荷田春満を描いたもので、全寸198cm×45cm、画寸125cm×31cm、時代感、折れ、シミがある状態でしたがこの値が付きました。、また、こちらは画帖ですが、山水人物花鳥等を描いた安江不空の作品集は33,833円で落札されました。2冊まとめて46図掲載され、15.5cm×26cm、厚さ2.5cmです。貴重な真筆の額装された日本画であれば、高値が見込めます。

7.安江 不空の作品の買取についてのまとめ

安江不空は、優れた歌人であり日本画家です。歌人としての功績が注目されがちですが、住吉大社の絵師の長である絵所預に抜擢される才の持ち主でもあります。貴重な真筆の日本画であれば、高値が期待できます。お持ちの方は、ぜひ一度査定されてはいかがでしょうか?

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