山下 新太郎(やました しんたろう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.山下 新太郎の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

山下新太郎は日本における印象派表現の受容を語る上では欠かせない人物です。パリで印象派の描法を吸収し、帰国後に滞欧時に制作した作品を発表し高い評価を得ました。自然光のもと、身近な家族や風景を描きましたが、そのみずみずしい作品からは、山下の温かな眼差しが感じられます。現代でも安定した人気があり、直筆の絵画であれば高額査定が期待できます。

このページの目次

2.山下 新太郎という絵画作家について

山下新太郎は近代洋画界をリードしてきた画家です。東京美術学校卒業後フランスへ留学し、ベラスケスや印象派の技法について学び、特にルノワールには助言を受け、制作する上での姿勢や色彩表現への影響を受けました。家族の肖像や気に入った風景を自然光の下で描き続け、優れた色彩表現でもって多くの名作を生み出しました。また、表具師の家に生まれたこともあり、絵画修復についての関心も深く、フランスへ渡った際には現地の東洋画の修復に携わりました。ブリヂストン美術館に多くの作品が収蔵されています。

3.山下 新太郎の絵画作家についての経歴など

山下新太郎は1881年に東京根岸の表具師の家に生まれました。画家を志すようになり1901年に藤島武二に師事し、木炭画を習いました。また同年には東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学し、黒田清輝に学びました。成績優秀につき飛び級で卒業し、すぐに東京外国語学校フランス語専科に入学、翌年にはフランスに留学しました。フランスではラファエル・コランらに師事し、のちにエコール・デ・ボザールでフェルナン・コルモンにも学びました。滞欧中は西洋美術の巨匠の作品に触れ大いに刺激され1910年に帰国。1914年には有島生馬、石井柏亭らとともに二科会の結成にも関わりました。1955年には文化功労者に選出され、1964年には、勲三等旭日中綬章を受章。1966年、84歳でこの世を去りました。

4.山下 新太郎の絵画代表作品とは

  • 読書(1908年)
  • 靴の女(1910年)
  • 露台(1946年)
  • 群青石の頸飾(1947年)

5.山下 新太郎の絵画作品の買取査定ポイントを解説

まず最も重要な査定ポイントは真作であることです。証明書や鑑定書つきのほうが高額となる可能性があり、また作品の由来や過去の所有者などがわかっていることも査定のポイントです。保存状態は良好かなどの一般的な骨董品の査定ポイントもあてはまります。絵画の代表的な絵画作品の査定ポイントはこちらは以下のとおりです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 山下新太郎の真作か(証明書、鑑定書はあるか)
  • 作品の状態(画面に汚れ、シミや破れなどがないか)
  • 作品画面や裏面に署名があるか
  • 作品のサイズ

6.山下 新太郎の絵画作品の取引相場や参考価格

山下新太郎の作品はたびたびヤフーオークションにも出品されています。取引相場価格は6万円〜20万円ほどです。例えば真作保証のなされた8号ほどの油彩画『小菊』には19万500円の値がつきました。こちらの作品は額のサイズが63cm×69cmで、左下にサインがあり、ダメージの少ないものでした。また他の作品では、板に油彩で描かれた『勝利の女神』という滞欧期に制作されたものは約20万円で落札されたことがあります。こちらは状態が良好、5号(27cm×35cm)ほどの小さな作品で額の大きさは38cm×46cm、画面に署名、作品裏に署名落款、制作年の表記などがあるものでした。状態の良いものであれば、さらに取引価格が高まる傾向にあります。

7.山下 新太郎の絵画作品の買取についてのまとめ

ルノワールに教えを受け、豊かな色彩表現を身につけた山下新太郎。印象派の作品は幅広い層に人気がありますが、山下新太郎の作品もまた、時を超えて広く多くの人に受け入れられています。作品のほとんどは油彩ですが、紙に水彩で描いた作品も残しています。本人の作でかつ保存状態の良いものは高額査定になる可能性があります。

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