山本 素程(やまもと そてい)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.山本 素程の作品を売りたいお客様へ

山本素程は江戸時代前期に活躍した絵師です。京都の生まれで、父親は宗泉という名の画僧でした。狩野探幽に絵を学び、後に法橋の位を与えられました。茶人の藤村庸軒は大切にしていた香合に絵を描かせ眺めていたと伝えられています。山本素程の日本画作品は、当時の大名家などが保有していることが多いですが、真筆の日本画作品が出回ればかなりの期待ができる人気の絵師です。

このページの目次

2.山本 素程についての解説

山本素程は、江戸時代前期の画家で、当時の著名な京絵師の中でも、特に名手と称されていました。その画風は狩野派の流れを汲みつつも、山本派という流れを生み出すほどの力量で、細密な描写と精巧な技法で素晴らしい作品を残しています。鮮やかな色使いも特徴のひとつで、青や緑の顔料や本金などを多用し、贅沢で高雅な作品が特に人気の高い作家です。実子の山本素軒も絵師となり、父と同じ法橋の地位を与えられ、尾形光琳の少年期に絵を教えています。

3.山本 素程の歴史

山本素程は京都に生まれました。父は画僧の狩野宗泉で、幼少期から絵に親しんで育ちます。狩野探幽の門下となり腕を磨き、当時の絵師の中でも卓抜した腕前と活躍により法橋の位を与えられました。法橋とは僧侶に準じ与えられる称号で、法印、法眼に次ぐ第3位という高い地位です。色鮮やかで細密な作品は人気が高く、大名家に絵を収めるなど活躍します。実子の素軒も絵師となり、当時少年期だった尾形光琳を手ほどきしました。1674年没という記録が残っていますが享年は不明です。

4.山本 素程の作品の買取査定ポイント

山本素程は当時の絵師の中でも評価が高く、作品も豪華なものが多いことから、大名家などの所蔵となっているものが多数見受けられます。江戸時代前期の作品ですので、保存状態や真筆是非がポイントとなりますが、状態の良いものであれば需要も大いに期待できます。主な作品は時代的にも掛け軸や屏風絵が多いですが、経年と共に額装に変化したものも見受けられます。作品のコンディションが良い絵画作品などが市場に出回れば、相当に良い査定額となることが予想できます。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態が良いか
  • 真作だと証明できるか
  • 市場需要のある作品か
  • 保証書や鑑定書がついているか
  • 大きさはどれくらいか

5.山本 素程の作品の取引相場価格

山本素程の作品で、絵画として額装されているものは稀です。製作年代としても掛け軸や屏風作品が主で、模写として流通した掛け軸双福の『春秋山水図』は、傷みやシミ、折れがある状態でしたが約5万円で取引されました。また、六曲一双屏風絵『源平合戦図』は経年劣化による小さな傷みはあるものの、致命的なものは無く良好な状態の作品で約100万円で取引されました。これは、裏面に家紋がちりばめられていることから、大名家保有のものだったことが推察できる作品でした。真筆の日本画であれば更なる期待が持てます。

6.山本 素程の作品の買取についてのまとめ

山本素程は、狩野派を学び、絵師として大成した江戸時代前期の人です。江戸時代前期の作品ですので、掛け軸に装丁されたものも多いですが、なかなか状態の良い作品が少ないこともあり、もしコンディションの良い日本画作品が出るようなことがあれば、相当に高い査定額が期待できます。保存過程で額装された作品でも市場価値も需要も十分に見込めますので、もしもお手持ちであれば一度ご相談ください。

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