山本 鼎(やまもと かなえ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.山本 鼎の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

山本鼎は、創作版画を提唱して近代版画に貢献した版画家ですが、一方で洋画家でもあり、美術教育家でもありました。また、日本文化の水準を高めるために、自由画教育運動や農民美術運動に生涯を捧げて取り組んだのです。創造的で自由を尊ぶ生き方を貫いた山本鼎の画業は、高い評価を得ています。

このページの目次

2.山本 鼎という絵画作家について

山本鼎は、従来の版画にはないリアリズムと新鮮さがある版画を発表して注目されます。それまでの版画制作では、絵師・彫師・摺師がそれぞれ行う分業制が一般的でしたが、すべての作業を画家が一人で行う画期的な創作版画を提唱しました。その後、日本創作版画協会を設立。版画には日本画や洋画と並ぶべき独自性があると主張しました。今日の創作版画の隆盛は、山本鼎の貢献によるものが大きいのです。

3.山本 鼎の絵画作家についての経歴など

山本鼎は1882年に、現在の愛知県岡崎市に生まれます。10歳のころより木版工房に弟子入りして、木版の技術を習得しましたが、下絵を彫るだけの職人に満足できずに、東京美術学校で油彩画を学びます。卒業後は、雑誌に挿絵や文章を書くなどして活躍し、1912年にフランスへ留学します。1916年にロシア経由で帰国する途中で、児童創造美術展と農村工芸品展示所を見学。日本に戻ってからの活動を大きく決定づけることとなります。1946年、65歳で逝去されました。

4.山本 鼎の絵画代表作品とは

  • 漁夫(1904年)
  • サーニャ(1916年)
  • ブルトンヌ(1920年)

5.山本 鼎の絵画作品の買取査定ポイントを解説

山本鼎の作品の買取査定では、保存状態の良し悪しが大きく影響します。画家の油彩画は板に描かれているものがあり、板は湿気で反ったり、ヒビが入ったりすることがあるのです。また、版画であれば退色なども気になります。絵の状態を確認して、適切に保管しておきましょう。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 絵にヒビや剥落はないか
  • 正式な鑑定書の付属
  • サインが本物であるか

6.山本 鼎の絵画作品の取引相場や参考価格

山本鼎の作品は、ネットオークションなどでは真贋不明のものが数万円で取引されています。制作年代が古いため、贋作や模写も多く出回っているようです。真作保証がある油彩画では、3号サイズの板に描かれた『サッポロにて』という作品が101,000円で取引されていました。画家のサインがあり、鑑定書取得の保証もされています。大きさは、画寸が縦18cm×横25.5cm、額寸が縦37.7cm×横45.5cmで、多少経年劣化があるものの概ね良好な保存状態です。

7.山本 鼎の絵画作品の買取についてのまとめ

山本鼎は制作活動だけではなく、自由画教育運動や農民美術運動にも積極的に取り組みました。自らの制作活動に没頭していれば、もっと多くの作品を残せたと推測されます。それでも、画家は今日の版画制作において大きな功績を残し、高く評価されています。山本鼎の作品をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせ下さい。

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