Winslow Homer(ウィンスロー・ホーマー)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Winslow Homerの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ウィンスロー・ホーマーは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカ人画家、版画家です。特に海辺を描いた作品で知られ、ホーマーが描きだした、人間と自然のときに厳しく野生的な関係は、ハワード・パイルやアンドリュー・ワイエスといった後の芸術家たちに大きな影響を与えました。19世紀アメリカを代表するだけでなく、アメリカ絵画史においても最も優れた画家の一人とも言われ、その作品は同国の郵便切手にも採用されています。

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2.Winslow Homerという絵画作家について

ウィンスロー・ホーマーは、わずかな訓練で油彩画に優れた才能を示し、南北戦争から取材した初期の作品では、真正の感情表現が絶賛を浴びました。後の、のどかな田園風景や子供時代のノスタルジックな情景、自然の中の女性像などをモチーフとした作品も、センチメンタルに陥らない実直な表現が高く評価されます。1873年からは水彩画にも取り組み、力強くかつ繊細な作品が数多く描かれました。晩年には、自然の力動をドラマチックに描いた海景画や、自然と人間の関係を冷静に観察した狩りの情景などを描き、作品が公的なコレクションに入るなど、穏やかな名声を獲得しました。

3.Winslow Homerの絵画作家についての経歴など

ウィンスロー・ホーマーは、1836年にボストンに生まれ、アマチュアの水彩画家であった母から最初の手ほどきを受けます。1859年にニューヨークへ移ると、ブルックリンで夜学のデッサン学校に通い、油彩画をフレデリック・ロンデルに学びました。1861年頃より南北戦争の前線へ出向き『ハーパーズ・ウィークリー』のための挿絵を描いています。1866年~1867年にフランスを訪れた後は、のどかな田園風景や農民の生活を数多く描き、1881年~1882年にイギリスに滞在した際には、水彩画で海辺で働く女性たちなどを描きました。1883年よりメーン州の海岸へ定住し、1910年に亡くなるまで優れた海景画などを制作しました。

4.Winslow Homerの絵画代表作品とは

  • 前線からの捕虜たち(1866年)
  • 順風(1873年~1876年)
  • かつての主人からの訪問(1876年)
  • 濃霧警報(1885年)
  • 狐狩り(1893年)

5.Winslow Homerの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ウィンスロー・ホーマーの買取査定にあたっては、画家の本物の作品であるかどうかがまず重要となります。来歴が判明していたり、証明書が付帯されていれば鑑定の助けとなります。水彩画より油彩画が、また、サイズが大きいほど査定額は高くなる傾向にあります。剥落やカビがないかなどの状態の良し悪しも査定額を左右するポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • ウィンスロー・ホーマーの真作であるかどうか
  • サイズは大きいかどうか
  • 来歴や出品履歴が判明しているかどうか
  • 剥落、カビなどがないかどうか
  • 出来栄えが良いか

6.Winslow Homerの絵画作品の取引相場や参考価格

ウィンスロー・ホーマーは、国内の画廊やネットオークションで見かけることはほとんどありませんが、海外のオークション、とりわけアメリカにて大変高額で落札されています。2000年のサザビーズ・オークションでは、35.5cm×55.9cmの油彩画が約3億1,000万円(以下、全て日本円換算)で落札されました。同オークションでは、33cm×22.8cmの水彩画の落札額は約1億5000万円となりましたが、2018年のクリスティーズでは34.3cm×49.9 cmの水彩画が約5億円で落札されています。後者はホーマーの画業を代表する海辺がモチーフとなっており、画題や制作年などによって思わぬ高額の評価が期待できるようです。

7.Winslow Homerの絵画作品の買取についてのまとめ

ウィンスロー・ホーマーは、アメリカの広大な自然や、そのなかで営まれる人間の真摯な生活や労働を、優れた技術と冷徹な観察眼を持って描き出しました。のちの画家たちにも影響を与えたホーマーの独自の芸術は、アメリカの国民的画家として今も高く評価されています。真作であれば、多くの場合非常に高額の査定額が期待できます。

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