王 原祁（おう　げんき）の絵画買取なら高額査定の可能性！SATEeee絵画買取へ

1.王 原祁の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

王原祁は清代初期の文人画家です。もともと本職としての画家ではなく、古画を通じて伝統的画法を学んでいく上で、画家としても活動するようになり後世に残る名画を多数描き出すことに成功しました。王原祁の作品は、古来より続く山水画法を用いて描かれた、上品で優美な風景が特徴です。文人としての功績も高い王原祁は、清朝の山水画家の中でも文才画才に優れた特筆すべき存在で、日本国内でも人気の高い画家となっています。山水画の市場では、王原祁の作品が多数取引きされています。

2.王 原祁という絵画作家について

王原祁は江蘇の人で、字は茂京、号は麓台です。祖父である王時敏に画学の指導を受け、南宗画の伝統的山水画法を身に付けました。元末四大家である黄公望・倪瓚（げいさん）・呉鎮・王蒙を手本とし、特に黄公望に学ぶところが大きかったといわれています。宮廷画家として活躍し、正統な南宋画の伝統を守り続けました。文人としては、内廷所蔵書画の鑑定や『佩文斎（はいぶんさい）書画譜』の編纂を主宰した功績が有名です。後に、王原祁の画風を受け継いだ婁東(るとう)派が誕生します。

3.王 原祁の絵画作家についての経歴など

王原祁は1642年に生まれ、1715年に亡くなりました。幼少期から絵画に親しみ、水墨画家・黄 公望の画風を学びます。1670年、29歳で進士に及第し宮廷入りを果たしました。その後は内廷の書画譜館総裁をはじめとする要職を歴任し、清朝翰林図画院に南宗画を導入したことでも知られています。清朝山水画の正統をなす「四王」の一人に数えられます。

4.王 原祁の絵画代表作品とは

• 仿王蒙夏日山居図（1694年）
• 仿倪黄山水図（1708年）
• 盧鴻草堂十志図冊（1708年）
• 輞川図卷（1711年）

5.王 原祁の絵画作品の買取査定ポイントを解説

王原祁は清代初期の画家ですので、作品も非常に古いのが特徴です。このため、作品の状態が査定価格に大きく影響します。目立った汚れはもちろん、表面のかすれやシミなどもなるべく少ないのが理想です。また、落款の位置や内容についても拝見致します。中国古美術品となりますので、入手経緯などを確認させて頂く場合もございます。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら

• 鑑定書の有無
• 落款の有無や内容
• 状態の良さ(破れ、シミなどがない)
• 出来栄えが良い

6.王 原祁の絵画作品の取引相場や参考価格

王原祁の作品相場は、真作であれば100万円以上です。インターネットオークションでは、『王原祁手絵　山水画』（掛軸）という作品に26万9,000円の価格がついています。こちらの掛け軸は全体寸法195cm×62cm、本紙寸法は77cm×42cmで、紙面にやや傷みと破れが見られます。鑑定されていないということで、この価格でも控えめな設定にされていると思われます。また、中国嘉徳2018年秋季オークションでは『王原祁山水扇面十二帖』という作品に日本円で約3億3,000万円の価格が付いています。こちらは扇の紙面となる作品で、サイズは各枚約18cm×55.5cmです。状態が良好で、欠損などもほぼなく、歴史的にも大変価値のあるものです。模写作品ですと4,000円ほどで購入することも出来ます。現在、中国では骨董美術品の国外持ち出しを禁止しており、日本国内では王原祁の作品も品薄となっているので高値がつきやすいといえます。

7.王 原祁の絵画作品の買取についてのまとめ

伝統的な山水画法が特徴の王原祁作品は、緻密な描き込みと軽快な筆さばきが特徴です。美しく、清清しさも感じさせるその山水画は、日本や中国だけでなく海外でも人気が高くなっています。博物館に所蔵される作品も多い画家ですので、作品との出会いは大変貴重です。近年、日本国内でも中国山水画は人気が高く、愛好家の方からは憧れの画家の一人だといえるでしょう。真作となりますと大変高価格になる場合もございます。作品をお持ちの方は、ぜひご一報頂ければと思います。

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