和田 三造(わだ さんぞう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.和田 三造の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

和田三造は日本の画家、版画家です。芸術家のエリートコースを歩みながらも、関東大震災や1945年の大規模空襲などにより多くの作品が焼失してしまうという悲劇に見舞われた過去があり、初期の絵画は貴重なものとなっています。代表作『南風』の評価は非常に高く「外光派の記念碑的作品」とまで言われました。また日本における色彩の標準化にも貢献した教育者でもあります。

このページの目次

2.和田 三造という絵画作家について

和田三造は東京美術学校図案科教授を経て、日本色彩研究所理事長を務めつつ日本初の綜合標準色票を完成させるなど、日本における色彩の標準化に尽力した教育者でもあります。油彩画の代表作は『南風』で、これは自己の海難体験が契機になった作品としても有名です。ヨーロッパやインド、ビルマ(現在のミャンマー)への留学も経験し、洋画や工芸美術を研究、晩年には木版画や水墨画も手掛けました。

3.和田 三造の絵画作家についての経歴など

和田三造は1899年に福岡県立尋常中学修猷館を中退、画家を志して黒田清輝の家に住み込んで書生となります。白馬会洋画研究所に入所して黒田清輝に師事しました。1902年に八丈島へ渡航中、暴風雨で漂流し伊豆大島へ漂着するという体験をしました。これが代表作『南風』の制作につながったと言われています。1909年から1915年にかけては、ヨーロッパやインド、ビルマなどへの留学を重ね、1927年には帝国美術院の会員となります。戦時中、多くの作品が空襲などで焼失しますが以降も精力的に制作を続けます。1953年には映画『地獄門』の色彩デザインと衣裳デザインを担当し第27回アカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞しました。

4.和田 三造の絵画代表作品とは

  • 南風(1907年)
  • 雨の隅田川(1937年)
  • 興亜曼荼羅(1940年)
  • けしの花(1960年)

5.和田 三造の絵画作品の買取査定ポイントを解説

和田三造の作品は多岐に渡っていますので、画法は何か、保存状態は良いかなどが査定のポイントとなります。また、真筆を証明する資料があるか、額装はされているかなども査定結果を左右する項目となります。また、その作品が描かれた年代も重要です。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 真作であるか
  • 保存状態は良いか
  • 大きさはどれくらいか
  • 額装はどうか
  • 画法は何か
  • 制作年はいつか

6.和田 三造の絵画作品の取引相場や参考価格

ネットオークションでは真作日本画『洛南風景』が56,555円で落札されています。画寸47cm×57cm、額寸71cm×83cmの10号の大きさで、額に多少キズがあるものの、タトウ箱および資料付きの作品でした。また、額裏板が消失しているため画題が不明の作品でしたが、1956年作の真筆、画寸43cm×43cm、額寸66cm×66cmの6号油彩が40,050円で落札されたという実績もあります。

7.和田 三造の絵画作品の買取についてのまとめ

和田三造の初期油彩画は、その多くを焼失していますので現存する作品数は少ないです。晩年の油彩画や木版画、日本画は売買実績があり評価も高いです。初期の作品が出回ることは稀ですが、もし市場に出ればかなりの高額査定が予想されます。人気の高い作家ですので、お手持ちの作品を一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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