和田 英作(わだ えいさく)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.和田 英作の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

和田英作は黒田清輝の影響を受けた作風の風景画を得意とした洋画家で、日本の近代洋画史における外光派の代表的作家です。明治美術会展、白馬会展や文展などに出品しました。その作品は人物画、肖像画、風景画、静物画、風俗画と多岐に渡りますが、外光派的写実主義は一貫しています。得意ジャンルは肖像画ですが、風景画を一番多く描いています。

このページの目次

2.和田 英作という絵画作家について

和田英作は、鹿児島県出身の洋画家であり教育者で、東京美術学校校長を1932年から1936年まで務めています。黒田清輝に多くを学び、パリ留学を経て帰国後は赤坂離宮や帝国劇場、東京駅などの壁画を制作しています。1943年に文化勲章受章、死後に正三位に昇叙、勲一等瑞宝章大綬なども受けた日本画壇にその名を残す洋画家です。

3.和田 英作の絵画作家についての経歴など

1874年12月23日生まれの和田英作は、1894年から外光派の天真道場に入り、黒田清輝の影響を強く受け「黒田の忠実な後継者」と呼ばれるようになります。1900年文部省留学生としてパリ留学後、東京美術学校教授に就任しました。1911年には帝国劇場客席天井に天女の壁画を製作、後に手掛けた福沢諭吉の肖像画は、今日でも諭吉のイメージとして有名です。1951年富士山を描くために静岡県清水市三保に転居し、後半生は「富士薔薇太郎」とも称されました。1959年の没後には「明治の洋画は終わった」と言われました。1959年1月3日に没しました。

4.和田 英作の絵画代表作品とは

  • 渡頭の夕暮(1897年)
  • 風景(1904年)
  • 憲法発布式(1936年)
  • 夏雲(1950年)
  • 三保富士(1953年)

5.和田 英作の絵画作品の買取査定ポイントを解説

和田英作の福沢諭吉の肖像画は、今でも福沢諭吉のイメージとして定着しています。また、『憲法発布式』の絵画は教科書にも載っているので、一度は目にしたことがあるという方も多いはずです。このように、明治の洋画家の中でも特にメジャーな作品が多く、今なお人気の高い作家ですので、保存状態の良い真作であればよい大変良い査定となることが多いです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 保存状態は良いか
  • 良い額装がしてあるか
  • 真作保証はあるか
  • 大きさはどれくらいか

6.和田 英作の絵画作品の取引相場や参考価格

1931年57歳で描いた『富士』という作品が350万円の査定がついた実績があります。ネットオークションでは『向日葵』という、画寸48cm×36cmの8号大で印章と鑑定証付きの作品が189,000円で落札されています。こちらは保存状態も良く、額装されており、額寸は69cm×52.7cmでした。また、『海』という油彩キャンパスの作品は、画寸24cm×33cm4号、額装されており額寸は43cm×51cmでした。こちらの作品はタトウ箱入り黄袋付き、鑑定書付きで660,000円の落札でした。

7.和田 英作の絵画作品の買取についてのまとめ

和田英作は明治期の日本画壇を代表する外光派の洋画家です。その作風は堅実で温和であり、晩年は富士山と薔薇のモチーフを多く残しています。黒田清輝の後継者としても教育者としても日本画壇に大きな影響を与えた一人といえるでしょう。和田英作の作品は良い査定額がつくことが多いので、ぜひ一度ご相談いただけますようお願いいたします。

その他の絵画について