Vladimir Tatlin(ウラジーミル・タトリン)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.ウラジーミル・タトリンの作品を売りたいお客様へ

ウラジーミル・タトリンは、ロシア出身の画家で彫刻家、建築家、デザイナー、舞台美術家です。その作品は後の芸術家や建築家に大きな影響を与え、さまざまな作品が大阪中之島美術館をはじめとする公的機関に収蔵されています。タトリンの作品は高く評価されており、査定時の買取額が期待できるでしょう。

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2.ウラジーミル・タトリンについての解説

ウラジーミル・タトリンは、ピカソの絵画に感動し、絵画のキュビスムを空間の中で立体的に再現しようとしました。金属や針金を使って「カウンター・レリーフ」と呼ばれる彫刻を制作し、伝統的な絵画に対する立体状の絵画と捉えます。これは後世の建築家や芸術家に大きな影響を与えました。またタトリンは効率的なストーブや暖かい防寒着のデザイン、らせん形の鉄塔や人力飛行機の設計図なども制作し、画家としてだけではなく、さまざまな分野で活躍し、現在でも高い評価を得ています。

3.ウラジーミル・タトリンの歴史

ウラジーミル・タトリンは、1885年にウクライナで生まれました。若い頃は水兵として働き、1909年からモスクワの芸術学校で学び、1911年から1913年までロバのしっぽ展などに絵画作品を出品しました。1914年にパリを旅行した際にピカソの絵画と出会い、帰国後は金属片や木片による立体的作品を制作するようになります。1917年のロシア革命後は芸術学校で教師となり、人民教育委員会モスクワ支部長に就任します。ロシア・アヴァンギャルドおよびロシア構成主義の代表的な作家として活躍しますが、1930年代からは工業デザインを手がけるようになり、モスクワ芸術座など数多くの舞台装置家としても活躍し、1953年に67歳で亡くなりました。

4.ウラジーミル・タトリンの代表作

  • 第三インターナショナル記念塔の模型(1919年)
  • レタトリン(1932年)

5.ウラジーミル・タトリンの作品の買取査定ポイント

タトリンが絵を描いた期間は2年ほどと短いため、絵画作品の希少性が高くなっており、作品の保存状態にもよりますが高額な査定となる可能性があります。タトリン本人作の証明となる鑑定書が付属していることが高額査定の有利なポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書が付属しているか
  • 真作の肉筆画か
  • サインなどがあるか
  • 作品の保存状態は良好か

6.ウラジーミル・タトリンの作品の取引相場価格

ウラジーミル・タトリンの作品は国内のネットオークションや画廊ではなかなか出回ることがありませんが、海外のオークションでは出品される場合があり、『Nude』という作品が18万9,922米ドル(約2,070万円)で落札されました。縦27.56インチ×横15.55インチ(縦70.0cm×横39.4cm)の油彩画作品です。タトリンの絵画作品は制作期間の短さから希少性があり、真作保証された作品であれば、かなりの取引価格となる可能性があります。

7.ウラジーミル・タトリンの作品の買取についてのまとめ

ロシア・アヴァンギャルドで活躍し、後世にも大きな影響を与えたウラジーミル・タトリンの絵画作品は市場に出回る数が少なくなっています。真作の肉筆画は貴重で高値の買取額となる可能性があるため、お手元のタトリンの作品を一度査定に出されることをおすすめします。