豊原 国周(とよはら くにちか)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.豊原 国周の作品を売りたいお客様へ

豊原国周は、幕末から明治にかけての浮世絵師です。最初の師である豊原周信と豊国の名前を合わせ国周と名乗りました。役者絵を得意とし、中でも役者似顔大首絵が人気で「明治の写楽」と呼ばれるほどでした。とても人気がある浮世絵師のため、高額査定が予想されます。

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2.豊原 国周についての解説

豊原国周は役者絵師として評判が良く、特に大首絵を得意とし「明治の写楽」と呼ばれました。類い稀な画才を持っていましたが、とても変わった性格をしており、引越しの回数が多く、あの葛飾北斎よりも多いといわれています。江戸っ子気質で有名ですが、ある版元に同じ絵を描いてくれと頼まれても「国周は同じものは二度と描かない」と断ったという職人気質な一面もあります。その生き方は小説に描かれるほどで、現代においても人気がある絵師です。

3.豊原 国周の歴史

1835年京橋の湯屋の次男として生まれました。幼い頃から地口行灯の絵を描き画才を発揮していた豊原国周は、豊原周信に師事し役者似顔を学び、羽子板押絵の原図を制作していました。その羽子板はとても評判が良く人気がありました。1848年三代目豊国に師事し、役者絵を描き八十八と名乗りましたが、1855年頃から最初の師である豊原周信と豊国の名前を合わせた豊原国周を名乗りました。役者絵は好評で明治期の役者絵師の代表的存在となりました。享年66歳。

4.豊原 国周の代表作

  • 柴田勝家 (五代目)尾上菊五郎(1872年)
  • 市川団十郎演劇百番
  • め組の喧嘩図
  • 芸妓と遊女図
  • 酒造り一式の図

5.豊原 国周の作品の買取査定ポイント

豊原国周の作品は主に錦絵です。そのため、版元がどこか、いつ頃刷られたものか、といった版画のデータが重要ポイントです。また、色あせやシミがなく保存状態がよければなお良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • シミや色あせが少ないこと
  • 保存状態が良いこと
  • 木版画であること
  • 版元や年代がわかるもの

6.豊原 国周の作品の取引相場価格

豊原国周の錦絵はオークションで多くの取引があります。『三福揃しいきのしら瀧』は83,000円の高値で落札されています。三枚続の錦絵でサイズは35cm×72.5cmです。修復歴があるのでもし、修復がなく保存状態がよければさらに高額になる可能性があります。『見立五節句 五月』はサイズが35cm×24.1cmの錦絵で68,000円で落札しました。豊原国周の錦絵は、保存状態がよければ高額査定の可能性が高いです。

7.豊原 国周の作品の買取についてのまとめ

豊原国周は「明治の写楽」と呼ばれるほどの絵師でした。特に役者絵を得意としており、躍動感溢れる作品はとても人気があります。現代も人気は衰えず、その錦絵は高値で取引されています。保存状態がよければ高額査定の可能性があります。もし、豊原国周の錦絵がありましたら査定してみることをおすすめします。

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