董 其昌(とう きしょう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.董 其昌の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

董其昌は中国の明王朝末期、日本でいう戦国時代から江戸時代初期頃に活躍した文人で、優れた詩文や書で知られています。また、山水画も描き画家としても有名です。当代一の画家・書家と言われていましたが、理論的な指導者としても知られ、南宗画を北宋画よりも評価する説を唱えて後世に大きな影響を与えました。董其昌の作品はその歴史的価値から相場も高くなっています。

このページの目次

2.董 其昌という絵画作家について

董其昌は、明王朝末期に活躍しました。進士に合格して官僚になりましたが、出世はあまり望んでいなかったようで、仕事中でも詩書画三昧の生活をしていたと言われています。書画を熱心に収集して董源、巨然、黄公望などの大家から独自に学んで、王維を祖とする文人画様式を確立させました。その系譜を南宗画とし、職業画家の系譜である院体画を北宗画と名付けて両者の優劣を論じ、南宗画を優れたものとして唱えました。これにより中国絵画は南宋画が主流となるなど、彼の画論は後世に大きな影響を与えました。

3.董 其昌の絵画作家についての経歴など

董其昌は1555年に上海市松江県で生まれました。中国では明の時代で、日本では戦国時代にあたります。1568年に13歳で科挙の試験に合格しますが、高級官僚となるのは1589年に進士に合格してからです。最終的には文部大臣にあたる南京礼部尚書という職まで昇りました。書画に優れた文人で、書は清朝の第4代皇帝の康煕帝が好んだことでも有名です。その影響で、清朝において正統の書とされました。構図を大きく分割配置する三・四大分法を取り入れたダイナミックな構図の画も、第6代皇帝の乾隆帝が愛したことで知られています。文人画というジャンルを確立させ、南宗画が主流であるという独自の理論で、後世に大きな影響を与えました。仕事を引退して故郷に戻り、1636年に83歳で亡くなっています。

4.董 其昌の絵画代表作品とは

  • 青弁山図(1617年)
  • 丁巳九月山水図(1617年)

5.董 其昌の絵画作品の買取査定ポイントを解説

董其昌の作品は歴史的価値が高く、真作であればかなり高額になるため、落款があるかなどが査定ポイントとなります。鑑定書があればなお良いでしょう。古い水墨画で、傷みがあることも多いですが、愛好家も多く本物であればかなりの高額査定が期待できます。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 保存状態
  • 鑑定書があるかどうか
  • 雑誌や本に掲載された有名作かどうか
  • 落款があるかどうか

6.董 其昌の絵画作品の取引相場や参考価格

オークションでは、真作保証された掛け軸『山水図巨幅中堂』が349,000円で落札されています。サイズは縦169cm、幅68cmです。大胆な構図で描いた山水画です。そこまで美品でない状態のものでもこの高額でした。また、書と画を複合させた絵巻物『書畫合壁図巻』が260,500円で落札されています。のんびりとした風景の遠景と見事な書が1本に集約されています。こちらも真作が保証されています。状態はこちらもまずまずです。

7.董 其昌の絵画作品の買取についてのまとめ

董其昌の作品は、蒐集家の多さのわりになかなか市場に出回りません。ですので、自然と高い金額になります。歴史的な価値も高く、書と画のどちらも有名ということも人気の理由です。状態はまずまずでも、真作であれば高額査定が期待できますので、ぜひ一度お問い合わせしてみてください。

その他の絵画について