寺島 龍一(てらしま りゅういち)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.寺島 龍一の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
寺島龍一は1918年に生まれた東京都出身の画家です。女性像を中心に人物画を多く手がけ、日展や光風会の場で作品を発表しました。また児童書の挿画の仕事でも広く知られています。油彩画のほか、パステルや鉛筆で描かれた素描作品も市場で取引されています。真作の油画であれば数万円の値がつき、保存状態が良いものはさらに評価額が上がることが考えられます。
このページの目次
2.寺島 龍一という絵画作家について
舞妓や裸婦、華やかな衣装に身を包んだ女性など、様々な姿の女性像を通して、人間に宿る本来の美しさを表現した画家です。描かれた女性たちは一見無表情に見えて、見るものの想像力を掻立てる不思議な趣があります。油彩画のほか、パステル画も多く残しており、人物の姿を的確に捉える巧みな描写力が感じられる作品が多くあります。日展では理事、光風会では理事長も務めました。また、絵画のほか児童書の挿画も手がけており、特に『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビットの冒険』の挿絵でその名前がよく知られています。
3.寺島 龍一の絵画作家についての経歴など
寺島龍一は1918年、東京都築地に生まれました。幼少時代は千葉で過ごしましたが、栃木県立宇都宮中学校(現在の栃木県立宇都宮高等学校)を卒業、川端画学校で学びました。1938年に東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進学し、その後寺内萬治郎に師事します。在学中の1941年、第4回新文展で『父の像』が入選を果たします。その後、光風会展や日展で作品発表を行いました。渡欧経験も豊富で、スペインのアンダルシア地方をこよなく愛しました。1991年に紺綬褒章受章、翌年『アンダルシアの宴』で日展内閣総理大臣賞、1997年『アンダルシア讃』で恩賜賞・日本芸術院賞を受賞しました。1998年には日本芸術院の会員となりました。2001年逝去、享年83歳。
4.寺島 龍一の絵画代表作品とは
- N氏像(1957年)
- 坐像(1970年)
- アンダルシア讃(1997年)
5.寺島 龍一の絵画作品の買取査定ポイントを解説
寺島龍一の作品の査定にあたっては、真作であることが何より重要なポイントです。そのため証明書や鑑定書がある場合は高額査定が期待できます。作品の来歴、制作年代や題名がはっきりしているかどうかも査定の際に重要なポイントです。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 寺島龍一の本物の作品であるかどうか(証明書や鑑定書があると尚良い)
- 保存状態は良好か(画面のシミや破れなどがないか)
- 作品に署名があるかどうか
- 大きさはどれくらいか
- タトウ箱や黄袋などの付属品が揃っているかどうか
6.寺島 龍一の絵画作品の取引相場や参考価格
国内のインターネットのオークションでもしばしば作品の取引が行われています。パステルや水彩の作品が特に多く出品されています。例えば女性の後ろ姿を描いたパステルの作品は、2万1,000円で落札されました。こちらは作品の大きさが52cm×29.8cm、額の大きさが80.5cm×57.2cmで、経年劣化が見られるものの概ね状態がよく、画面右下に画家本人のサインが入っているものでした。サイズの大きいものや状態の良いものであればさらに高値となることも考えられます。
7.寺島 龍一の絵画作品の買取についてのまとめ
画壇での地位を確実に築き、華々しい受賞歴もある寺島龍一。『ロード・オブ・ザ・リング』をはじめとする児童書の挿絵を手がけたことでも知名度が高く、現在も安定した人気があります。作品のほとんどは女性を描いたものですが、滞欧経験を経て創作された異国情緒あふれる作品も人気があります。真作であれば査定額が数万円を超えることも珍しくはありません。
その他の絵画について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。