立林 何帛(たてばやし かげい)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.立林 何帛の作品を売りたいお客様へ

立林何帛は、日本美術を代表する日本画の一派として、海外でも高い人気を誇る「琳派」の江戸での最初の継承者とされており、「光琳三世」とも称されています。華やかでデザイン性の高い作品は、現在も求める人が多く、査定でも高額での取引が期待できます。

このページの目次

2.立林 何帛についての解説

立林何帛は、桃山時代後期に本阿弥光悦と俵屋宗達によって興され、江戸時代中期に尾形光琳、乾山兄弟によって京都の地で発展した琳派の画風を、尾形乾山について学んでいます。1738年に、師匠の乾山から、光琳が模写した俵屋宗達の扇面画を贈られ、琳派の継承者としていっそう画業に励みました。旺盛な制作意欲で、花鳥画などの傑作を数多く生み出しています。

3.立林 何帛の歴史

立林何帛は現在の石川県の出身で、生没年はわかっていません。名は立徳といい、何帛のほかに白井宗謙、鶴岡逸民とも称しました。はじめ、加賀の前田家の侍医となりますが、のちに江戸に出て、京都から江戸に移住していた尾形乾山に師事しました。生涯、精力的に制作を続け、さらに、琳派伝承の画技を再構成し、のちの「江戸琳派」隆盛の礎となる、繊細で瀟洒な画風を拓きました。

4.立林 何帛の代表作

  • 佐野渡図
  • 松竹梅図
  • 天神図

5.立林 何帛の作品の買取査定ポイント

立林何帛は日本美術史上、意義深い画業を成した画家であり、作風を愛する人も数多くいます。このことから、作品の収集熱は常に高いといえ、模写や真贋不明の作品が出回っている可能性があります。高額での買取には、真作であることが条件になり、正式な鑑定書などの付属がおすすめです。また、傷やシミなどがなく作品の保存状態が良い場合、作品のサイズが大きい場合などは、査定額の上乗せが期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 署名や落款があるか
  • 保存状態の良い作品か
  • 作品の大きさはどうか
  • 額など付属品が揃っているか

6.立林 何帛の作品の取引相場価格

取引相場価格は、真作の保証ができる鑑定書の有無、作品の保存状態、付属品の有無によって大きく変わります。現在、立林何帛の作品が一般市場に流通するケースは極めて少なく、明確な相場価格を知ることは難しくなっておりますが、作品の希少価値は高まりをみせています。そのため、真作の日本画は、高額の取引となる見込みが高いといえるでしょう。

7.立林 何帛の作品の買取についてのまとめ

立林何帛は、琳派の伝承と発展に人生を賭けて挑みました。画家の情熱とたゆまぬ努力は、師匠の尾形乾山にも伝わり、何帛は、宗達、光琳に連なる一派の系譜に「光琳三世」として続くことになったのです。華やかで装飾的な意匠をさらに発展させた傑作の数々は、市場での流通数の少なさもあり、現在、希少性が極めて高くなっています。真作の日本画は、保存状態が良いなどの条件が揃えば、高額での取引が期待できるでしょう。お手元に立林何帛作品をお持ちでしたら、ぜひ査定に出されることをおすすめします。

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