田中 路人(たなか ろじん)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.田中 路人の作品を売りたいお客様へ

田中路人は、海や山岳などをモチーフに躍動感あふれる風景画の傑作を数多く生み出し、日本画壇に旋風を巻き起こしました。幻想的な独自の作品世界を構築し、さらに深い精神性をも表現した作品は、フランスなど海外でも高い人気を誇っており、査定でも高値がつく可能性があります。

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2.田中 路人についての解説

田中路人は、自由な創作活動と芸術探求を目指す「創作画人協会」を結成し、その中心人物として活躍しました。次々と革新的な作品を発表し、現代日本美術界屈指の芸術家として名を馳せました。その功績が認められ、1973年には紫綬褒章を受章し、1983年以降は4度にわたり紺綬褒章を受章しています。また、色鮮やかで生命力あふれる画風は、日本のみならずヨーロッパなどでも大きな称賛を浴び、1994年には日仏アーティスト大賞も受賞しました。

3.田中 路人の歴史

田中路人は、1922年に長野県須坂市に生まれました。日本画家の岩崎把人に師事し、1958年に岩崎らとともに、自己の内面や精神を強く表そうとする表現主義を標榜した「日本表現派」を創立しました。さらに、1967年には「創作画人協会」を結成し、伝統的な日本画壇に革新をもたらします。旺盛な制作意欲で生み出された作品は大きな反響を呼び、1971年に茨城県芸術祭特別賞、1977年には日本芸術奨励賞を受けるなど、受賞を重ねました。さらに1991年には、文部大臣感謝状も受賞しています。2002年、享年77歳で逝去しました。

4.田中 路人の作品の買取査定ポイント

田中路人の作品では、海や山岳など雄大な風景をモチーフにした日本画の人気が高く、高値で取引される傾向があるようです。人気の画家のため、模写や真贋不明の作品も出回っています。そのため、高額での買取には真作であることが条件となり、正式な鑑定書の付属などがおすすめです。また、一般的には、作品のサイズが大きなもの、額や共シールなどの付属品が揃っているものは、査定額の上乗せが期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 作品のモチーフが人気のある海や山岳であるか
  • 作品の大きさはどうか
  • 額や共シールなど付属品が揃っているか
  • 傷やシミなどのない保存状態の良い作品か

5.田中 路人の作品の取引相場価格

一般市場では、田中路人の模写や真贋不明の作品も出回っいることから、真作の希少性が高まっています。また、作品のモチーフによっても価格が変動する傾向があります。とくに、海や山岳などの風景画は市場での人気が高く、真作であれば高額で取引されているようです。例えば、作品のサイズが約52cm×約64cmの『明けゆく』という明け方の海をモチーフに描かれた風景画は、120,009円で落札されています。また、こちらは販売額になりますが、作品サイズが53cm×45.5cmの山岳風景画『噴煙』は、250,000円で販売されています。

6.田中 路人の作品の買取についてのまとめ

虚実を織り交ぜた幻想的な世界観で、生命の躍動を表現した田中路人。画面からあふれんばかりに伝わる画家の深い精神性は、現在も見る者に大きな感動を与えています。希少価値の高い海や山岳を描いた真作の風景画は、高額での査定も十分に期待できます。お手元に田中路人の作品をお持ちでしたら、ぜひ査定に出されることをおすすめします。

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