竹久夢二作『女十題』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.竹久夢二作『女十題』を売りたいお客様へ

竹久夢二は大正時代を中心に活躍し、大正ロマンを代表した画家です。「夢二式美人」と呼ばれる抒情的な美人画を、版画や日本画、油彩画で数多く残しています。『女十題』も美人画の作品の一つです。夢二の作品にはファンが多いため、高値での取引が期待できるでしょう。

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2.竹久夢二作『女十題』についての解説

1938年に150部限定で制作した『女十題』は、美人画の作品の中でも竹久夢二の代表作といえます。10人の女性が作品のモデルとなっており、およそ縦43.5cm×横30cmの本紙に1人1枚ずつ木版画で描かれています。表情やしぐさ、そして着物や飾りなどの特徴がそれぞれ異なるため、作品を鑑賞する側に女性の個性や暮らしぶりを想像させる作品です。また、1枚1枚に作者の署名と落款印、そして題名が記されています。

3.竹久夢二作『女十題』の作品の特徴について

竹久夢二の『女十題』は、10人の女性を1人ずつ異なる紙に描いています。その中でも『朝の光へ』と『黒猫』は特に人気があるようです。『朝の光へ』は、黒い着物に紅い帯をした女性が描かれており、その女性はテーブルに両肘をついて指を組み、その手を右頬に寄せています。物思いにふけっているような瞳は上目遣いです。また、結まとめた髪には、緑の葉と紫の実の付いた飾りを刺しています。『黒猫』は、どこか西洋の女性を感じさせるような金髪で目の大きな女性が、黒猫を両手で抱いてほほ笑んでいます。女性は明るい桃色の着物と青い袴を着ており、髪には赤い椿の飾りを刺しています。黒猫は後姿しか見えず、左前脚を女性の方に掛けています。どちらの作品も、画面の左側には作者の署名と愁人山行の印、そして題名が記されていますが、題材によって場所は異なります。

4.竹久夢二作『女十題』の買取相場価格について

竹久夢二の作品はどの作品でも高値が付く傾向にあります。売買市場で落札された実例として『女十題』の全題がそろった完全品は、58万円で取引されました。本紙、そして保護紙やタトウ紙に多少の経年劣化があり、また『産衣』『木場の娘』『北方の冬』『青頭巾』の画面左上に1mm程度の展示穴が見受けられるものの、美術的価値を大きく損なう傷みはなく状態が極めて良好な作品でした。また、夢二の作品は人気ゆえに贋作も出回っているため、真作であることを証明できる作品であれば高値が付きやすいでしょう。

5.竹久夢二作『女十題』についてのまとめ

竹久夢二の作品は売買市場でも数多く取引されています。大正ロマンを感じさせる美人画の作品は昨今も根強い人気があるため、『女十題』も高額な査定を予想できます。そのため『女十題』をお持ちの方は一度査定にお出しいただいて、ぜひその価値をご確認くださいませ。