武部 本一郎(たけべ もといちろう)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.武部 本一郎の作品を売りたいお客様へ

武部本一郎は昭和から平成にかけてのイラストレーターです。主に1960年代から1970年代までの間、SFアートで活躍していました。イラストレーターとしては唯一の星雲賞特別賞を受賞しており、確かな写実と奔放なイマジネーションで装画・挿絵・絵本など児童出版美術界・SFアート界の第一線で活躍、高く評価された作家です。

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2.武部 本一郎についての解説

武部本一郎は四条派の画家である武部白鳳を父に持ち、若くして画才を発揮しました。1957年に上京したあとは本格的にイラストレーターとして児童書やSF小説の挿絵・表紙を手掛け、1966年第54回日本水彩画展に入選、1968年同奨励賞を受賞しています。出版美術家連盟会員、児童出版美術家連盟会員、少年文芸作家クラブ会員を務めています。

3.武部 本一郎の歴史

武部本一郎は1914年、大阪・船場に生まれました。在学時から画業を志し、軍隊生活を経て終戦後に京都へ移住。1946年の第一回行動美術展に出展した「裏町」が入選。同展の研究所賞と奨励賞を受賞、会友となりました。1957年に上京後は本格的に児童書の挿絵を担当。1965年に出版された創元推理文庫「火星シリーズ」のイラストを担当したことで、SFアートの部門でも第一人者となります。1980年に66歳で死去しましたが、展覧会や画集が発売されるなど、根強い人気を誇ります。

4.武部 本一郎の代表作

  • 裏町
  • 武部本一郎SFアート傑作集 1~3(岩崎書店刊)
  • 武部本一郎SF挿絵原画蒐集 上・下(早川書房刊)

5.武部 本一郎の作品の買取査定ポイント

武部本一郎の作品は原画自体の流通は少ないものの、原画集などの本などは活発に取引されています。そのため原画が見つかった場合、希少性からより高い査定額が予想されます。作品にサインや鑑定書なドガあると良いでしょう。また、挿絵を担当した作品で、現在絶版になっているものも希少性が高く、その原画作品などであれば高額査定が出る期待ができます。

代表的な査定ポイント
  • 本人の作品であるとわかる保証書や鑑定書があるか
  • 絵画部分の破れや汚れ、シミ、シワなど傷みがないか
  • 額装の保存状態は良いか
  • 本人のサインがあるか
  • 原画を担当した絵本や小説が人気の高いものか

6.武部 本一郎の作品の取引相場価格

武部本一郎の絵画作品は一般市場に出回ることが少ないため相場価格を知るのは難しくなっておりますが、出版された原画集の取引は活発に行われています。原画集『SFアート創作集3部セット』では、外箱付3冊セットで15,000円の取引が行われています。また、武部が挿絵を担当した作品で絶版となっている『かちかち山』(岩崎書店)では、26.5cm×26cmサイズのハードカバータイプで、汚れや傷が目立つものの25,000円という価格がついています。絵画作品でなくても数万円の価格で取引されていることからも画家の人気の高さが伺え、真作で保存状態もよい額装された原画であれば希少性の高さもあり、より高額な査定が期待できるでしょう。

7.武部 本一郎の作品の買取についてのまとめ

児童文学やSFアートのイラストレーターとして全盛期を築き上げた武部本一郎の作品はイマジネーションに富み、見る者の想像性をかきたててくれます。作品の保存状態や大きさ、画題にもよりますが、挿絵を担当した本や画集の原画があれば高額査定となるケースもありますので、武部本一郎の作品をお持ちであればぜひお問い合わせください。

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