須田 国太郎(すだ くにたろう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.須田 国太郎の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
須田国太郎は、昭和の前半に活躍した画家、美学者です。古典絵画の理論と実技の双方を研究し、流行に左右されることなく、油絵の明暗法を独自に追求、自身の様式へと昇華し、重厚で温かみのある絵画を描きました。ヴェネチア派やバロック絵画の荘重さに、東洋的な精神性を加味した比類のない作風は、日本近代洋画史上に異彩を放っています。
このページの目次
2.須田 国太郎という絵画作家について
須田国太郎は、留学先において、ヴェネチア派やスペインの大家の模写を通して油絵技法を深く研究し、日本人として西洋と東洋をいかに総合し超克するかを模索しました。特に油絵による明暗法に執着し、その成果は、前景や周縁に広がる暗部と画面奥の明部とのコントラストと、深みのある絵肌を特徴とする独特のスタイルへとつながりました。そこにはヨーロッパ古典美術の重厚さと日本的抒情が融合された稀有な芸術世界が広がっています。
3.須田 国太郎の絵画作家についての経歴など
須田国太郎は、1891年に京都の裕福な商家に生まれ、京都帝国大学で美学美術史を学ぶとともに、関西美術院にてデッサンを学びました。1919年にスペインへ留学し、4年後に帰国すると、商業学校で講師をしながら絵画の制作を続けました。1932年に初個展を開催、1934年に独立美術協会会員に推挙され、画家として地歩を固めました。戦後は大学の講師や講演、審査などの仕事に追われながらも制作を続け、1956年にはヴェネチア・ビエンナーレに出品。1961年に76歳で亡くなりました。
4.須田 国太郎の絵画代表作品とは
- 蔬菜(1932年)
- 法観寺塔婆(1932年)
- 信楽(1935年)
- 書斎(1937年)
- 禽舎(1954年)
5.須田 国太郎の絵画作品の買取査定ポイントを解説
須田国太郎の買取査定において重要な点は画家の真作であることです。来歴や出品歴、掲載歴が判明しているかも評価の対象になります。素描や水彩画よりも油彩画が、サイズは小さいものより大きいものほど、高額に査定される傾向があります。出来栄えや、シミや日焼け、カビ、虫食いなどがないかどうかも査定額を左右する要素です。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 須田国太郎の真作であること
- 出来栄えが良いか
- サイズが大きいものかどうか
- 来歴、出品歴、掲載歴が分かるかどうか
- 状態は良いか
6.須田 国太郎の絵画作品の取引相場や参考価格
須田国太郎の作品は、国内の様々な画廊で取り扱われていますが、岐阜県の画廊では、24.3cm×33.5cmのフクロウを描いた小品が250万円で販売されています。買取価格はほとんど公開されていませんが、ネットオークションでは、墨か水彩の淡い彩色で馬を描いた27.2cm×24.0cmの色紙絵が、状態の良い額と証明書付きで3万8,550円で落札された例があります。画題が猿で同様に淡彩の色紙絵が2万5,000円で落札された際には、25件の入札がありました。
7.須田 国太郎の絵画作品の買取についてのまとめ
須田国太郎は、独特の渋みと温かみのある画風でいまも多くのファンを惹きつけています。取り扱う画廊も多く、買取も積極的にされています。海外のオークションで、37.5cm×45.1cmの油彩画に2万~3万米ドルの予想落札額が付けられた例もあり、技法やサイズによっては思わぬ高額査定も期待できるでしょう。
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