宗 重望(そう しげもち)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.宗 重望の作品を売りたいお客様へ

宗重望は、明治から大正期の貴族議員であり、南画に長じた日本画家です。対馬府中藩の最後の藩主・宗義達の長男であり、伯爵でした。日清戦争に対馬義勇団を組織したことで知られています。経学を亀谷省軒、三島中洲、画を大倉雨村に学びました。政治家としての職務の傍ら、東京南画会に所属し、中央南宗画会会長をつとめるほど、南画に優れた才覚を見せました。

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2.宗 重望についての解説

宗重望は、画家としては「宗星石」の雅号で知られています。「彼が画を業としたのであれば、玄人はさぞ難儀するであろう」と下村観山が語ったという逸話が残るほど優れた才能を現わし、中国に渡った経験から、中国の風景を描いた山水画を多く描きました。

3.宗 重望の歴史

宗重望は、1867年(慶応3年)に、対馬府中藩の第16代藩主、宗重正の長男として誕生しました。1902年に父・重正の逝去により爵位を継ぎ、日清戦争には対馬義勇団を組織しています。1898年、宮内省式部職掌典に就任し、1904年貴族院伯爵議員に選出されましたが、1907年に辞職しています。1923年東京の別邸で没しました。享年57歳でした。

5.宗 重望の作品の買取査定ポイント

宗重望の作品は、流通量が少なく画廊などで取引されています。模写なども多いため、真筆であるかがやはり一番重要です。真筆証明できる物、鑑定書があれば有利です。また署名や落款、共箱に箱書きがあるか、保存状態の良し悪し、サイズの大きさもポイントとなります。

代表的な査定ポイント
  • 真筆証明ができるか(鑑定書はあるか)
  • 人気のある画題であるか
  • 保存状態は良好か(シミやシワ、汚れ、破れはないか)
  • サイズはどのくらいか

6.宗 重望の作品の取引相場価格

宗重望の『芝蘭図』は、掛け軸ではありますが画廊で35,000円の高値がつけられています。134cm×45cm、右上に「星石」の署名落款が確認でき、桐箱も付帯しています。作品は、画廊で多く取引されています。取引相場価格は保存状態などで大きく変わりますが、あまり市場に出回っていないため希少価値も高く、貴重な真筆の日本画であれば高値が期待できます。

7.宗 重望の作品の買取についてのまとめ

宗重望は、画の持つ魅力もさながら、対馬府中藩主の長男であり貴族議員という華麗な経歴の持ち主です。流通している作品は少なく、希少価値があると言えます。もしお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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