蔀 関月(しとみ かんげつ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.蔀 関月の作品を売りたいお客様へ

蔀関月は、江戸時代に活動した浮世絵師です。大阪で版元の千草屋を営むかたわら絵を制作し、名所図会の挿絵も手がけるなど、多彩な活動を行った人物です。博物館に作品が収蔵されており、高値での取引が期待できる画家です。

このページの目次

2.蔀 関月についての解説

蔀関月は江戸中期から後期にかけて活躍した浮世絵師です。書店を営む傍ら画家としても活動し、名所図会の挿絵から、歴史物の水墨画まで、幅広い分野で活躍しました。東京国立博物館や堺市博物館、大阪市立美術館など、全国の博物館・美術館にその作品が収蔵されています。

3.蔀 関月の歴史

蔀関月は1747年に生まれました。大阪で書店千草屋を営みつつ、美人画で有名な月岡雪鼎に師事し、絵画を学びます。山水画を得意とし、『伊勢参宮名所図会』『日本山海名産図会』などの挿絵を手掛けました。名所図会の挿絵がよく知られていますが、東京国立博物館所蔵の『巴御前出陣図』のように、一枚物の水墨画なども残しています。また、流光斎如圭・蔀関牛といった門人の育成にも努めました。1797年に51歳で没し、その生涯を終えました。

4.蔀 関月の代表作

  • 伊勢参宮名所図会
  • 日本山海名産図会
  • 巴御前出陣図

5.蔀 関月の作品の買取査定ポイント

蔀関月本人の作品であると確認できる鑑定書があると、高額での買取査定が出やすくなるでしょう。また、箱などの付属品がついた状態で保存されていると、より高値になる傾向にあります。古い作品のため、穴・汚れ・日焼けといった傷みが生じていることが多いです。もし保存状態のよい美品をお持ちであれば、高額で取引できるかもしれません。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書がついているか
  • 落款がついているか
  • 破れや虫食いなどが少ないか
  • 汚れや日焼けで傷んでいないか

6.蔀 関月の作品の取引相場価格

インターネットオークション等で、蔀関月の絵画作品が取引されている例は少なく、相場価格の推定は難しい状況です。ヤフオクでは、『日本山海名産図会』が1万円で出品されている例がありました。純粋な絵画作品ではないため、あくまで参考程度の値段ですが、しっかりと専門家に査定を依頼できれば一定の価値は見込めるといえます。博物館に収蔵されている例も多数ありますので、真作であれば美術品としての価値、史料としての価値、ともに高いものと思われます。

7.蔀 関月の作品の買取についてのまとめ

江戸時代の大阪で多彩な活動を見せた浮世絵師、蔀関月。一般市場での取引例は少なく、貴重な存在となっています。お手元に絵画作品をお持ちであれば、一度査定に出されてみては如何でしょうか。意外な高値で取引されるかもしれません。