白井 直賢(しらい なおかた)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.白井 直賢の作品を売りたいお客様へ

白井直賢は、ねずみの絵を得意とした円山派の日本画家です。写実的で繊細な筆遣いでねずみを描き、東京国立博物館や大阪市立美術館に作品が収蔵されているなど高い評価を得ています。白井直賢の作品は残された数が非常に少なく、買取額も高値になる傾向があります。

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2.白井 直賢についての解説

白井直賢は、ねずみ描きとして有名でした。写実的な画風でねずみの画を好んで描き、中でも羽箒とねずみをモチーフにした作品は何枚も描きました。ねずみを描く際には、細やかな毛描きに加えて、ねずみの目を黒漆で盛り上げて、現代の少女漫画のように黒目が輝いて見える工夫をしています。円山派の写生を重んじる姿勢から、写実的に生き生きとしたねずみの姿を描くことに力を注いだ様子がうかがえます。

3.白井 直賢の歴史

白井直賢は京都で生まれ、江戸時代中期の文化年間(1804年~1817年)に京都で活躍したとされる画家です。名は子斎、通称は仲八郎、号は文挙といいました。生没年ははっきりしていません。円山応挙に師事し、写実的な円山派の画を学びます。雑画をよく描き、動物の写生を得意としており、日本画や掛軸、屏風などの作品を残しました。白井直賢の描いたねずみはドブネズミだったという研究もあり、絵からねずみの種類が判別できるほど高い画力を持った画家でした。

4.白井 直賢の代表作

  • 鼠図
  • 雪中芦雁図屏風

5.白井 直賢の作品の買取査定ポイント

白井直賢の作品は評価が高く、とくに写実的に描かれた日本画作品に人気が集まっています。市場に出回る作品が少ない中、肉筆画の真作であるかが高額査定の重要なポイントで、証明となる鑑定書が付属されていれば、さらに査定額が高くなります。

代表的な査定ポイント
  • 人気のある動物画か
  • 作品の状態は良好か
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 肉筆画の真作であるか

6.白井 直賢の作品の取引相場価格

ネットオークションなどでは模写が確認できますが、真作はなかなか出品されないようです。しかし、白井直賢の作品は真作と確認できれば高値で取引されるようです。例えば、掛軸として装幀された日本画『鼠図』が、古美術商から300,000円で販売されています。制作年は不明ですが、本紙が縦35.5cm×横54.5cm、総丈が縦124cm×横65cmの大きさで、紙本の掛軸作品です。画面、表装ともによい状態で、3匹のねずみが今にも動き出しそうに描かれており、白井直賢が得意とする画題の作品です。特に高く評価された画題であれば更なる高額査定も期待できるでしょう。

7.白井 直賢の作品の買取についてのまとめ

白井直賢は、円山派の画家として写実的にモチーフを描いた画家です。ねずみをはじめとする動物画を好み、繊細な筆致で描かれた作品は今でも人気が高くなっています。お手元に白井直賢の貴重な一品をお持ちでしたら高値が期待されますので、一度査定されてみてはいかがでしょうか。

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