仙崖 義梵(せんがい ぎぼん)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.仙崖 義梵の作品を売りたいお客様へ

仙崖 義梵は江戸時代の臨済宗の禅僧です。洒脱で飄逸な画風でありながらも、絵に添えられた禅の言葉は深く考えさせられるものがあります。現存する禅画は2,000点以上とも言われ、多くのコレクターがいるほど人気です。生前からも義梵の絵は民衆に人気で、「博多の仙厓さん」の愛称で親しまれていました。高値の査定結果も十分に期待できる作家です。

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2.仙崖 義梵についての解説

森羅万象をのびやかな筆使いで描いた仙厓義梵ですが、禅画を描き始めたのは40歳ぐらいのことです。彼の絵は人気で一筆書いてもらおうと訪れる人は絶えなかったといいます。83歳の時に一度は絶筆宣言をするもののほどなく再開、その後は没年まで作品が残っています。義梵の作品は出光美術館や九州大学などでも保管されています。

3.仙崖 義梵の歴史

1750年、美濃国の農家に生まれた仙厓義梵は、11歳のときに出家し臨済宗の僧侶となりました。19歳になり行脚を終えて月船禅師の弟子になります。32歳のときに印可を得て再び行脚へ向かうと、39歳から博多の聖福寺の法嗣になり、弟子の育成に努めました。還暦を過ぎてから隠居し、禅画制作に専念します。もともと精緻な絵を描いていた義梵は、70歳を過ぎた頃からのびやかな筆使いへとタッチを変えていきます。1803年に88歳で死去しました。

4.仙崖 義梵の代表作

  • ○△□図
  • 指月布袋図
  • 欠伸布袋図
  • 豊干・寒山拾得図屏風(1822年)

5.仙崖 義梵の作品の買取査定ポイント

仙崖義梵の禅画は非常に人気が高く、買取市場でも取引が活発です。肉筆であるということが分かれば高額での査定がつくことはもちろん、共箱などの付属物や鑑定書があるとプラス査定が見込めます。需要が高いので仙厓義梵の作品をお持ちの場合は、ぜひ一度査定にお出しすることをおすすめします。

代表的な査定ポイント
  • 作品に破れやヤケ、ヨレ、シワなどの傷みがないか
  • 本人の作品であるという保証書や鑑定書があるか
  • 共箱などの付属物があるか
  • 作品の大きさ
  • 署名や落款があるか

6.仙崖 義梵の作品の取引相場価格

仙厓義梵の作品はネットオークションで真作であることが分かれば、十数万円が相場価格と言えます。『寒山拾得図』は85cm×26cm、総丈163cm×36cmの大きさで落款、署名と箱付き、肉筆保証がされていて約17万円の落札価格が出ています。また、『布袋観月図』は禅画部分の寸法が91.5cm×27cmの大きさで真作保証、箱付き、落款と署名有りの状態で16万5千円の価格がついています。仙厓義梵の作品というだけでも需要があるので、真作であるとわかれば高額査定が期待できます。

7.仙崖 義梵の作品の買取についてのまとめ

一見「ゆるキャラ」にも見えそうなユーモアと愛嬌のある仙厓義梵の絵柄は、現在においても非常に人気が高く、需要があります。そのため、作品の保存状態にもよりますが、真作とわかれば高額での査定も十分期待できます。仙厓義梵の作品をお持ちの場合はぜひお問い合わせください。

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