清宮 質文(せいみや なおぶみ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.清宮 質文の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

清宮質文は東京出身の木版画家です。画家として専業活動を始めた時期は遅く、発表作品があまり多くないことも特徴です。活動時期も限られており、メジャーな画家とは言い難い存在です。しかし、没後20年以上が経つ現在でも、独特で繊細な作品世界に魅了される人は少なくありません。流通作品が少ないため、愛好家にとっては非常に希少価値のある画家の一人です。

このページの目次

2.清宮 質文という絵画作家について

清宮質文は詩情豊かな世界観を木版画に描き出した画家です。表現方法は木版画だけでなくガラス絵や水彩画にも及びます。木版画における清宮質文の魅力は多色摺りの手法です。油彩インクではなく透明水彩を使い実現した深みのある色の重なりによって、幻想的な世界が描き出されています。緻密で手間のかかる作風ゆえ、一枚ないしは数枚しか摺られなかった作品も多く、希少性の高い画家の一人です。

3.清宮 質文の絵画作家についての経歴など

清宮質文は1917年、東京府豊多摩郡に洋画家・清宮彬の長男として生まれました。1937年に東京美術学校油画科に入学し、藤島武二、田辺至に師事し絵を学びました。卒業後は美術教師として教鞭を取るものの、戦争のため応召します。戦後はデザイン会社に勤務する一方、友人らと「ゲフ(䲜)の会」を結成し木版画家として本格的に活動を始めます。1954年、第31回春陽展に『巫女』で初入選し、その後に春陽会会員となりました。後年は国際版画ビエンナーレに多数の作品を出品する一方、春陽会からは退会し無所属で活動を続けます。1991年、心筋梗塞のため亡くなりました。

4.清宮 質文の絵画代表作品とは

  • 巫女(1954年)
  • 葦(1958年)
  • はるかなるもの(1960年)
  • 入日(1972年)
  • 告別(1974年)

5.清宮 質文の絵画作品の買取査定ポイントを解説

清宮質文は画家としての活動期間が短いため作品に希少性があります。査定においては入手経緯なども確認させて頂く場合があります。鑑定書などの資料がございますと、査定価格にも反映しやすくなります。繊細な作品が多いため、状態の良さも重要です。市場に出回る作品自体が少ないので、高額が付く可能性が高いといえます。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 本物であるかどうか
  • 描画形態、手法
  • 作品の状態の良さ
  • 額装の有無
  • サインの有無
  • 制作時期

6.清宮 質文の絵画作品の取引相場や参考価格

清宮質文の作品『宝箱』は、70,000円の値が付きました。この作品は1967年に制作され、画面サイズ5cm×3.5cm、額付きサイズは27cm×22cmです。直筆サインありの木版画で、全体的に状態は概ね良く、箱も残っていました。小さなサイズではありますが良品です。また、『深夜の蝶』という作品には500,000円の価格が付いています。こちらの作品は繊細なガラス絵で状態が良く、共箱も揃っていたため、高額が付きました。

7.清宮 質文の絵画作品の買取についてのまとめ

清宮質文は寡作で知られ、全国的な知名度はあまり高くありません。しかし、静謐で幻想的なその作品は一度見たら忘れられない強い印象を残します。熱烈な愛好家も少なくありません。没後時間が経ってもその人気は褪せることなく、現在でも多くの作品が高値で取引きされています。清宮質文の作品は市場に出る数があまり多くないため、心待ちにしている収集家も多数います。作品をお持ちの方は、ぜひご一報下さい。

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