佐竹 蓬平(さたけ ほうへい)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.佐竹 蓬平の作品を売りたいお客様へ

佐竹蓬平は信濃出身の江戸時代中期・後期に活躍した画家です。長崎で南宋画を極め、山水画や人物画を得意としていました。南信州最大の画人、菱田春草に先駆けて活躍した画家で、江戸南画に関わり、日本美術史における新しい時代を拓きました。自身は中央画壇と交わらず、郷里で南画の指導や制作を行いました。著名な文人に愛されるなど高く評価されています。

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2.佐竹 蓬平についての解説

佐竹蓬平は20代に京都や長崎で画風の見聞を広め、信濃で制作に専念。南画の筆法を後進に指導し、伊那谷文人文化の定着に貢献しました。伊那谷の自然に老荘思想の世界観を重ね合わせ、独自の心象風景を自由に描いた佐竹蓬平の画風は、芥川龍之介などさまざまな文人に愛されてきました。蓬平の名は長野県飯田市にある小学校の校歌にも入れられています。

3.佐竹 蓬平の歴史

佐竹芳平は1750年に信濃国伊那郡(現在の長野県飯田市)に生まれました。寒山禅師に漢籍と書を学び、22歳の時に江戸に出て宗紫石、京都で池大雅に師事しました。1783年には長崎から熊本を遊学し、高本紫溟らと交友します。京都や江戸などの中央画壇に出ることなく、晩年は郷里・信濃で過ごし、伊那谷の文人文化定着に貢献。1807年に58歳で没しました。

4.佐竹 蓬平の代表作

  • 柘榴小禽図(1783年)
  • 溪山棋楽図(1807年)
  • 崖下清話図
  • 山水人物図

5.佐竹 蓬平の作品の買取査定ポイント

佐竹蓬平の作品は、経年による劣化が考えられるため、シミやカビ、破れといった作品の保存状態や査定の大きなポイントです。佐竹蓬平の作品であることが分かる保証書や鑑定書、落款、共箱などの付属物があればさらなる査定が見込めます。佐竹蓬平の作品をお持ちであれば査定に出されることをおすすめします。

代表的な査定ポイント
  • 本人の作品であるという鑑定書や保証書があること
  • 佐竹蓬平の落款があること
  • シミや汚れ、カビ、破れがないか
  • 共箱などの付属物があるか
  • 作品の大きさ

6.佐竹 蓬平の作品の取引相場価格

佐竹蓬平の作品は買取市場での取引は少なく、ネット上では美術商などの販売取引が多い傾向にあります。ある画商では、掛け軸『山水人物図』が作品部分102cm×28cm、全長191cm×42cmの大きさ、修理跡有りの状態で55万円で販売されています。また、掛け軸『崖下清話図』が142cm×68cm、全長214cm×82.5cmの大きさ、落款と署名あり、箱付きの状態で18万円の販売価格です。買取でも真作で状態の良い作品であれば、数十万円の高値が付く可能性もあるでしょう。

7.佐竹 蓬平の作品の買取についてのまとめ

佐竹蓬平の作品は素朴な水墨画の風景のなかにのびやかに広がる雄大な風景が特徴です。南画を郷里である長野県飯田市に伝え、文人・文化の育成と定着に努めました。江戸時代に生きた画人であるため、彼の作品は歴史的・美術的な価値が高く、高額査定が期待されます。佐竹蓬平の作品をお持ちれあれば、ぜひお問い合わせください。

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