酒井 鶯浦(さかい おうほ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ
1.酒井 鶯浦の作品を売りたいお客様へ
酒井鶯蒲は、江戸時代後期の江戸琳派の絵師です。江戸琳派の祖である酒井抱一の弟子であり、優れた才覚を示して後に養子となり、雨華庵2世を継ぎました。34歳で早世した鶯蒲の作品は国内外の美術館に収蔵され、査定でも高値が示される傾向があるようです。
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2.酒井 鶯浦についての解説
養父である酒井抱一の隠居所・雨華庵は一種の絵画工房でもあり、蒔絵師と抱一下絵による蒔絵制作をするなど、優れた作品を生み出していました。鶯蒲はその雨華庵を託されるだけの力量を持った絵師でした。画風は抱一に倣い、父子合作も多く、天井画や絵馬、扇・団扇や極小の絵巻といった工芸的作品、版本下絵や俳諧摺物など多方面で絵筆を揮っています。作品は東京国立博物館やメトロポリタン美術館など、国内外に及んで収蔵されています。
3.酒井 鶯浦の歴史
酒井鶯蒲は、1808年(文化5年)浄栄寺住職の次男として、江戸に生まれました。酒井抱一の妻に請われて、1818年11歳で雨華庵に弟子入りします。鶯蒲は抱一に絵を学び、研鑽を積みました。抱一歿後は2世雨華庵となります。1841年34歳で早世しました。
4.酒井 鶯浦の代表作
- 酒井抱一像(1829年)
- 三覚院天井板絵(1830年)
- 六玉川絵巻(1839年)
- 立葵図
- 扇面散図屏風
5.酒井 鶯浦の作品の買取査定ポイント
酒井鶯蒲の作品は少ないとされていましたが、近年多くの優れた作品が発見されました。貴重な真筆が流通しており、鑑定書の真筆証明があれば高額が期待できます。保存状態の良し悪しや大きさ、人気のある画題であるかもポイントになります。署名や落款の有無、共箱に箱書きがあるかも重要です。
代表的な査定ポイント- 真筆証明があるか(鑑定書はあるか)
- 保存状態は良好か
- サイズの大きさはどうか
- 人気のある画題であるか
- 署名や落款はあるか
6.酒井 鶯浦の作品の取引相場価格
『紅葉之図』は、掛け軸ではありますが33,000円の高値で落札されました。188cm×63cm、108cm×46cmです。ちなみにこちらも掛け軸ではありますが『茄子にきりぎりす』は画廊にて275,000円の高値が付けられています。酒井抱一、酒井鶯蒲の合作で、16cm×44cmの大きさです。『懸想文売り』は、同じく掛け軸ですが、画廊で275,000円の値が付いています。サイズは75cm×19cmです。もし貴重な真筆の額装された日本画でしたら、高値が見込めます。
7.酒井 鶯浦の作品の買取についてのまとめ
酒井鶯蒲は優れた技量と併せ、江戸琳派の祖である養父・酒井抱一と2代で語られることが多い絵師です。作品は東京国立博物館やメトロポリタン美術館など、国内外に及んで収蔵されおり十分高額が期待できますので、お持ちの方はぜひとも一度査定されることをおすすめ致します。
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