斎藤 清(さいとう きよし)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.斎藤 清の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

独学で油彩画や版画を習得し、ついには独自の木版画技法を確立した斎藤清。技法だけではなく、独特に切り取った構図で描く造形表現は日本よりも先に海外で評価されました。世界的な版画家として活躍した斎藤清の作品は、買取市場でも高値で取引されています。

このページの目次

2.斎藤 清という絵画作家について

斎藤清は、24歳のときに上京して油絵を独学し、29歳で安井曾太郎の木版画に影響されて木版画も独学で制作しています。日本版画協会展で初めて制作した木版画が入選すると、以降は版画制作へ傾倒していきました。日本の伝統美と西洋のモダニズムを融合したオリジナルの木版画技法は、先に海外で高く評価されます。のち日本でも評価が高まり、会津の風景や文楽など日本の文化を題材にした版画作品を多く描きました。

3.斎藤 清の絵画作家についての経歴など

1907年、斎藤清は福島県で生まれました。1936年、安井曾太郎の木版画に触発されて、独学で木版画の制作をはじめます。1951年、第1回サンパウロ・ビエンナーレ展に木版画『凝視(花)』を出品し、在サンパウロ日本人賞を受賞。この受賞は、戦後日本人初の国際展受賞であり、日本の現代版画の可能性を世界へ大いに広めました。その後、アメリカで開催された展覧会に出品した作品が、ニューヨーク・タイムズに絶賛されています。1995年、文化功労者に顕彰。1997年に逝去され、享年90歳でした。

4.斎藤 清の絵画代表作品とは

  • ミルク(1949年)
  • 凝視(花)(1950年)
  • インド(1968年)

5.斎藤 清の絵画作品の買取査定ポイントを解説

斎藤清の作品の多くは版画か水墨画です。査定のポイントは、紙の伸び縮みやしわ、しみや変色といった紙に関するデメリットになります。押し入れに入れっぱなしでも湿度の影響を受けますし、飾るときも蛍光灯に紫外線が多く含まれているので退色の原因となるのです。絵の状態を良好に保つためにも、適切に保管することをお勧めします。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 専用紙箱などの付属品はあるか
  • 絵にダメージはないか(しみや変色)
  • 紙が劣化していないか(伸び縮みやしわ)

6.斎藤 清の絵画作品の取引相場や参考価格

斎藤清の作品は市場で多く取引されており、特に人気のあるシリーズに高値がつく傾向があります。画集にも掲載されている作品『慈愛』が落札された価格は1,416,000円でした。1975年に制作された木版画で、多少シミなどありますが比較的にきれいな状態とされています。直筆サインと落款があり、画寸が縦43.2cm×横73.2cm、額寸が縦63.9cm×横94cmです。エディションナンバーは20/50となっています。

7.斎藤 清の絵画作品の買取についてのまとめ

斎藤清は、日本の伝統表現である木版画に、西洋の近代造形を取り入れたオリジナルの木版画技法で高い評価を得ました。独学で版画を習得しましたが、独学であったからこそ既成概念にとらわれなかったともいえます。国内外を問わずに活躍した斎藤清の作品は、高値での買取が予想されますので査定で確認してみることをお勧めします。

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