斎藤真一作『星になった瞽女』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.斎藤真一作『星になった瞽女』を売りたいお客様へ

斎藤真一は昭和から平成にかけて活躍した洋画家であり、作家です。津軽地方の三味線を弾き語る盲目の女旅芸人を描いた瞽女(ごぜ)シリーズで知られ、数多くの作品を発表しました。人物像に大胆なデフォルメを加えた感傷的な画風の瞽女シリーズは非常に人気が高くなっています。

このページの目次

2.斎藤真一作『星になった瞽女』についての解説

斎藤真一が描く『星になった瞽女(みさを瞽女の悲しみ)』は、17歳の花盛りに肺病で死んだみさを瞽女を偲び描いたといわれる作品で、サイズが縦130cm×横97cmのキャンバスに描かれた油彩画です。斎藤は100人以上の瞽女に取材を重ねて悲哀に満ちた瞽女を描き、瞽女シリーズとしてさまざまな様相の作品が市場に出回っています。斎藤の作品は岡山県立美術館や知足美術館などに収蔵されて高く評価されています。

3.斎藤真一作『星になった瞽女』の作品の特徴について

『星になった瞽女(みさを瞽女の悲しみ)』は画面中央に大きくみさお瞽女が正座する姿が描かれています。みさお瞽女は左に首を傾け、盲目のつぶった目から涙がひとつ流れており、その表情は17歳の少女とは思えないほどの苦しみと悲しみに満ちています。右手は胸元に、左手は膝に置かれており、藍色の着物は裾や裏地のみが赤く、緑の帯留めの黒い帯を締め、みさお瞽女の前には紬のような袋がかぶせられた三味線が置かれています。みさお瞽女の姿はデフォルメされ、大きな顔に手小さく細く描かれており、非哀感のただよう表情が強調されて存在感が増しています。背景の雪山との境には血のように赤い残照が広がり、その上は漆黒の夜空にみさお瞽女の魂が星になって輝いています。

4.斎藤真一作『星になった瞽女』の買取相場価格について

斎藤真一は瞽女をモチーフにした作品を数多く描いており、美術館に収蔵されている作品もあります。人気の高いシリーズのため、市場に出るとすぐに売却済みとなりますが、ネットオークションでも取引されることがあります。オークションで落札された実例としては、瞽女シリーズの『星になった瞽女(みさを瞽女の悲しみ)』が2,200,000円もの価格で落札されました。サイズが縦130cm×横97.3cmの油彩キャンバス作品です。オークション主催者側の落札予想価格は1,500,000円から2,500,000円とのことで、真作であれば2,200,000円前後の高額な査定も期待できます。

5.斎藤真一作『星になった瞽女』についてのまとめ

斎藤真一の、悲哀に満ちた瞽女シリーズの作品は、木版画なども数万から数十万円ほどで取引され、肉筆画の作品であれば数百万円の高額査定の可能性があります。斎藤の作品をお持ちの場合は、作品の種類にかかわらず一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。