斉 白石(さい はくせき)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.斉 白石の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

斉白石は山水画家の一人で、その画力の高さから中国近代絵画の巨匠と呼ばれています。出自は貧しく専門的に絵を学ぶことが難しかったため、古画や画譜で絵を学び多くの写生を通じて画力を養いました。近現代の中国山水画を語る上で不可欠の存在といっても過言ではなく、中国全土で大変有名かつ人気のある画家です。表情豊かに自然を描き出す画風はその主題から「紅花墨葉」と呼ばれ、日本でも収集家の多い画家の一人です。

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2.斉 白石という絵画作家について

斉白石の原名は璜ですが、字の白石で知られています。字が多く、三百石印富翁や寄萍堂主人などがあります。中国全土を5回も巡遊し、雄大な自然を堪能し多くの名作を描き出しました。北京芸術専科学校教授、中国美術協会主席を歴任し、京師四大画家の一人に数えられています。戦前の外交官須磨弥吉郎や作家・武者小路実篤との交流が深かったことでも知られています。

3.斉 白石の絵画作家についての経歴など

斉白石は1864年、湖南省湘潭県の貧農に生まれました。幼少期より独学で絵に親しみますが、家が貧しかったため美術の勉強はできませんでした。27歳のとき、文人画家の胡沁園のもとで花鳥画・鳥獣画、詩文や山水画を学び始めます。40歳以降になると中国全土を巡り、各地の雄大な自然を目の当たりにし刺激を受けた結果、『借山図巻』や『石門二十四景』といった大作を描きました。1922年の日中共同絵画展をきっかけに国際的評価が高まります。1957年に亡くなりました。

4.斉 白石の絵画代表作品とは

  • 借山図(1910年)
  • 宋法山水図(1922年)
  • 工虫画冊(1949年)

5.斉 白石の絵画作品の買取査定ポイントを解説

斉白石の作品は、本物であれば大変希少価値があります。作品の大きさにもよりますが、数十万円~数百万円になるケースも珍しくありません。自然や生き物を題材にした作品は人気が高く、状態の良いものであれば高額での買取が可能です。中国山水画は偽者や印刷物も多く出回っていますので、本物であると保証できる要素が多いほど価値が高くなります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 落款印の有無
  • 描かれたモチーフ
  • 作品の形態(掛け軸、絵画、書など)
  • 状態が良くきれいかどうか

6.斉 白石の絵画作品の取引相場や参考価格

オークションにて、斉白石作と思われる花の絵と書をあしらった作品が178,511円の値で取引されました。134cm×34cmの作品で、やや汚れなど見受けられますが全体としては状態の良いものでした。躍動感のある筆致と鮮やかな花の色が美しく、多くのコレクターを惹きつけたものと思われます。また、2011年に行われた中国嘉徳の春季オークションでは、斉白石の絵画が約54億円で落札され、それまでの最高落札額を塗り替えたことで話題となりました。大きさは100cm×266cmで、松の木に止まった鷹と、両サイドには対句が描かれており、斉白石の持ち味が存分に発揮された傑作です。

7.斉 白石の絵画作品の買取についてのまとめ

斉白石は中国で大変人気のある作家です。山水画や鳥獣画に優れ、詩文にも定評があります。日本での知名度はあまり高くありませんが、明るく朗らかな画風は多くの美術愛好家を魅了しています。真作は貴重で高価値なので、作品をお持ちの方はぜひ査定にいらして頂ければと思います。

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