佐伯 岸誠(さえき がんせい)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ
1.佐伯 岸誠の作品を売りたいお客様へ
佐伯岸誠は、江戸時代末期に活躍した岸派の絵師です。表現性の高い写生画で知られる岸派において、父岸岱らとともに御所の造営で障壁画を手がけ、現在でも京都御所の御三間に襖絵『駒引図』が存在しています。佐伯岸誠の作品は高く評価されており、査定時の買取額が期待できるでしょう。
このページの目次
2.佐伯 岸誠についての解説
佐伯岸誠は父岸岱に画を学び、京都画壇に一大勢力を形成した岸派の伝統を踏まえた日本画を描いたことで知られています。1855年の安政の御所造営にも父や岸連山、岸竹堂らと参加しており、御常御殿二之間や御学問所中段之間、皇后宮常御殿御寝之間、御花御殿北之間の障壁画を制作しました。現存する京都御所はこのときに造営されたもので、岸誠の作品も現存しています。
3.佐伯 岸誠の歴史
佐伯岸誠は、1827年頃に岸派の絵師岸岱の三男として京都に生まれました。岸派の祖である岸駒の孫にあたり、岸慶と岸礼の弟になります。名は昌誠、字は士敬といい、号は三峯です。父と同様に御所に絵師として仕え、有栖川宮家に重用されて、丹波介を名乗ることを許されました。『平安画家評判記』によると、「中々お若いのに似合わぬかつたりと出来、おとなしきお人で御ざいます」と評され、若い絵師でありながらその優れた画技と人柄が好感をもって受け入れられていたと考えられます。岸派の絵師として華々しく活躍しますが、1867年に40歳の若さで亡くなりました。
4.佐伯 岸誠の代表作
- 獅子牡丹図金屏風
5.佐伯 岸誠の作品の買取査定ポイント
作品の保存状態にもよりますが、岸派の画家の絵は歴史的な価値も高いため高額になる可能性があります。中でも佐伯岸誠の真作の肉筆画は市場にほとんど出回らないため希少で、証明となる鑑定書が付属していることが高額査定の有利なポイントになります。
代表的な査定ポイント- 真作の肉筆画か
- 落款やサインなどがあるか
- 作品の保存状態は良好か
- 正式な鑑定書が付属しているか
6.佐伯 岸誠の作品の取引相場価格
佐伯岸誠の作品はネットオークションや古美術商でもなかなか出回ることがなく、一般的な取引価格を推測することが難しい状態です。しかし京都御所などで絵師として活躍していたことや、岸派の画家であることから、歴史的な価値が高く、高額での取引が期待できます。また真贋不明の作品や模写が出回っていることから、真作保証された作品であれば、かなりの取引価格となる可能性があります。
7.佐伯 岸誠の作品の買取についてのまとめ
岸派の伝統を受け継ぐ佐伯岸誠は、表現力のある写生画の作品を残し高い評価を得ています。近年は市場に出回る絵画作品が少なくなっていることから、真作の肉筆画は貴重で高値の買取額となる可能性があるため、お手元の佐伯岸誠の作品を一度査定することをおすすめいたします。
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