佐伯 岸慶(さえき がんけい)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.佐伯 岸慶の作品を売りたいお客様へ

佐伯岸慶は、江戸時代後期の岸派の絵師です。岸派の2代目として京都画壇に大きな勢力を築いた岸岱の長子であり、禁裏絵所に出仕して官位を拝領しています。当時の京都で高い評価を受けていましたが、岸岱より先に亡くなり、岸派を継ぐことがなかったことが惜しまれる絵師です。

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2.佐伯 岸慶についての解説

佐伯岸慶の祖父である岸駒と父・岸岱は、有栖川宮家の庇護を受け、金沢城、金毘羅宮、京都御所などの障壁画を手がけるなど絶大な勢力を誇っていました。岸慶も同じく有栖川宮家の庇護を受け、御所の絵師として活躍、『平安人物誌』では高い評価を受けていた記録が残っています。

3.佐伯 岸慶の歴史

佐伯岸慶は、1811年(文化8年)に京都に生まれました。父の岸岱に岸派の画法を学び、優れた才を表して、有栖川宮家に仕え、禁裏絵所に出仕、主殿寮生火官人として官位と長門介の名を拝領しました。1848年、37歳の若さで没しました。

4.佐伯 岸慶の代表作

  • 龍虎図屏風
  • 群鶴図

5.佐伯 岸慶の作品の買取査定ポイント

佐伯岸慶の作品は、流通している数が少なく模写も多いため、まず真筆かどうかが重要です。鑑定書があれば一番良いでしょう。署名や落款、共箱に箱書きがあるかもポイントです。キズ、シワ、汚れなどがないかといった状態の良し悪し、サイズの大きさも確認致します。

代表的な査定ポイント
  • 真筆かどうか(鑑定書はあるか)
  • 署名や落款は確認できるか
  • 共箱と箱書きはあるか
  • 状態の良好か(キズ、シワ、汚れなどがないか)
  • サイズの大きさはどうか

6.佐伯 岸慶の作品の取引相場価格

佐伯岸慶の『鶴牡丹図』は、10,000円の高値がつきました。画寸は56cm×43.5cmです。シワ、汚れ、表具の傷みなどがあり、模写ではありますがこの値で取引されました。ちなみに祖父である岸駒の『孔雀図』は、501,000円の高額で落札されています。画寸170cm×86.5cmの大幅の作品です。父の岸岱の『五条橋図』は、29,000円の高額で取引されています。画寸28cm×113cm、全寸30cm×187cmです。岸慶の作品は流通自体が少なく希少価値がありますので、貴重な真筆でしたら高額の査定が見込めます。

7.佐伯 岸慶の作品の買取についてのまとめ

佐伯岸慶は、岸駒、岸岱の3代で知られています。当時高く評価されていたにもかかわらず、薄命であったことから流通する作品が少ないため、作品に希少価値があります。貴重な真筆でしたら高値が見込めますので、お持ちの方は一度是非査定してみてはいかがでしょうか?

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