ルネ・マグリット(Rene Magritte)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.ルネ・マグリットの作品を売りたいお客様へ

ルネ・マグリットは、シュールレアリズムを代表する、20世紀ベルギーの画家です。哲学者ミシェル・フーコーによって論じられた他、戦後のポップアートに影響を与えるなど、絵画史を語る上で欠かせない存在となっています。今なお、絵画界での存在感は強く、その作品は高額査定が期待できます。

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2.ルネ・マグリットについての解説

現実には有りえない光景を描く「デペイズマン」という手法を駆使した、シュールレアリズムの画家です。昼と夜の光景を同じ一枚の絵に収めた『光の帝国』や、空に巨大な岩石が浮かぶさまを描いた『ピレネーの城』などの代表作があります。言葉とイメージの関係性を問いかけた『これはパイプではない』等、哲学的な作品も多く残しました。日本でも、横浜美術館や宇都宮美術館など、20近くの美術館に作品が収蔵されています。また、ザ・ビートルズがレコードレーベルのデザインにマグリットの絵を採用するなど、幅広いジャンルへ影響を与えています。

3.ルネ・マグリットの歴史

ルネ・マグリットは、1898年にベルギーで生まれました。1916年にブリュッセル王立美術アカデミーに入学します。1922年には幼なじみのジョルジェット・ベルジェと結婚しました。彼女は、マグリットの作品に登場する女性像のモデルとなっています。初めはキュビズムや未来派の影響を受けていたマグリットですが、イタリアの画家ジョルジョ・デ・キリコの『愛の歌』に感動したことで、シュールレアリズムに転向します。1920年代には、フランスの詩人アンドレ・ブルトンと親交を結び、文学界とも交流をもちました。専用のアトリエは持たず、アパートの一室で生涯絵を描き続けました。1967年に68歳で死去しました。

4.ルネ・マグリットの代表作

  • これはパイプではない (1928~1929年)
  • 光の帝国(1953~1954年)
  • ピレネーの城(1959年)
  • 大家族(1963年)

5.ルネ・マグリットの作品の買取査定ポイント

真作であれば数億円単位で取引されることもあるなど、近年の絵画界でも非常に人気の高い画家です。洋画専門家による真贋鑑定書がついていれば、当社でも高額査定をご提示できる可能性が高くなります。また、保存状態が良いかや、額装された状態であるかも、重要な高額査定のポイントとなります。

代表的な査定ポイント
  • 人気の高い画風の作品か(シュールレアリズムに転向した以降の作品か)
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 保存状態は良いか
  • 額などの付属品はついているか

6.ルネ・マグリットの作品の取引相場価格

真作は希少性が高く、ネットオークションへの出品は余り見られません。画集の一部であっても、20,000円以上で取引されることがあるなど、非常に人気の高い画家です。2018年には、ニューヨークの競売所サザビーズにて、ルネ・マグリットの作品『快楽原則』が約31億円で取引されて話題となりました。1937年に制作された真作に対する評価です。

7.ルネ・マグリットの作品の買取についてのまとめ

ルネ・マグリットは、20世紀の絵画界を代表する巨匠のひとりです。現実と幻想の境界を描いた不思議な作品群は人々の感心を惹きつけてやまず、現在でも高い市場価値を保ち続けています。高値での買取が予想されますので、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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