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1.ラモン・カザスの作品を売りたいお客様へ

ラモン・カザスは本名を、ラモン・カザス・イ・カルボーといい、スペインはバルセロナ出身の画家でした。風刺画や上流階級の人々を描いた肖像画で広く知られています。リアリティ溢れる作品からは、当時のスペインの情景を想起させるとして、現在でも高い評価を得ているようです。

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2.ラモン・カザスについての解説

裕福な家庭に生まれ、上流階級の人々を能く描いたラモン・カザスですが、世に認められたのは皮肉にも、バルセロナの路上で抗議する人々を抑圧する様子を描いた作品からでした。また、ラモン・カザスの描いたポスターや絵葉書が、当時カタルーニャでおこなわれていた芸術運動を知らしめるのに貢献しました。

3.ラモン・カザスの歴史

ラモン・カザスは1866年、スペインはバルセロナで誕生しました。キューバで財を成した父とブルジョワ出身の母との間に生まれ、1877年から当時肖像画家として有名だったジュアン・ビアンの元で美術を学びます。1881年頃から度々パリを訪れるようになり、フランス美術も取り入れました。やがてパリで評価されるようになると、その名声はヨーロッパから世界へ広がり、ベルリンやシカゴ万博での展覧会で成功を納めます。1932年、66歳の時にスペインで死去しました。

4.ラモン・カザスの代表作

  • ジュリアの肖像(1915年)

5.ラモン・カザスの作品の買取査定ポイント

ラモン・カザスの作品は真作の証明となる鑑定書や保証書が付いているかが買取査定のポイントです。丁寧な彩色も作品の魅力であるため、シミや破れ、色あせなどのない保存状態の良いものは査定額が高くなる傾向にあります。

代表的な査定ポイント
  • 鑑定書・保証書の有無
  • シミ・破れ・色あせなどのない状態の良いものか
  • 有名な作品か
  • 作品サイズ

6.ラモン・カザスの作品の取引相場価格

ラモン・カザスの作品は希少価値が高く、日本のオークション市場に流通することはめったにありません。以前海外のオークションに出品された際には、最大で約400,000ユーロで落札されました。画寸縦48.5cm×39.5cmの代表作『ジュリアの肖像』は、55,000ユーロの予想落札価格でした。買取においても、作品のタイトルや大きさ、保存状態によっては高値の査定額が付くことが予想されます。

7.ラモン・カザスの作品の買取についてのまとめ

ラモン・カザスは、ヨーロッパ中で活躍したスペイン出身の画家でした。丁寧な彩色にリアリティ溢れる描写の肖像画は、現在でも高い評価を得ています。買取市場においても高額の査定となることが予想されますので、作品をお持ちの方はぜひご相談ください。