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1.パーヴェル・フィローノフの作品を売りたいお客様へ

パーヴェル・フィローノフは、旧ソ連で活躍し、ロシア・アヴァンギャルドの代表的な美術家として知られています。具象とも抽象とも捉えられるフィローノフの作品は非常に人気があり、ロシア美術館をはじめとする公的機関に作品が収蔵されるなど高い評価を得ており、買取額も高値になる傾向があります。

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2.パーヴェル・フィローノフについての解説

パーヴェル・フィローノフの分析主義は、旧ソ連の文化政策では認められておらず、その作品や思想は長く世界に知られていませんでした。フィローノフの作品は妹によって長く保管されており、1977年にロシア美術館に寄贈されました。ゴルバチョフのペレストロイカ以降にフィローノフの作品は高い評価を得て、過去と現在と未来、瞬間と永遠の間で激しい運動を感じるといわれる作品は人気となり、近年ではロシア・アヴァンギャルドの代表的美術家として位置付けられています。

3.パーヴェル・フィローノフの歴史

パーヴェル・フィローノフは1883年にモスクワで生まれました。ペテルブルクに活動拠点を置き、1903年頃から画塾や美術アカデミーで絵を学びます。その後ロシア未来派の青年同盟の展覧会などで活躍し、1913年にはマヤコフスキーの悲劇「ウラジーミル・マヤコフスキー」の舞台装置を手掛けます。フィローノフ独自の絵画理論「分析主義」を提唱し、いくつかのマニフェストを出版します。1919年にペトログラード冬宮(現在のエルミタージュ美術館)で開催された第1回国立自由芸術作品展に参加して注目を浴び、1925年には分析的芸術工房を結成して、舞台装置や出版物、挿絵などの制作を行いますが、1941年にレニングラードにおいて58歳で死去しました。

4.パーヴェル・フィローノフの代表作

  • 頭部(1910年)
  • ナルヴァの門(1929年)
  • 集団農場の農夫(1931年)
  • 顔(1940年)

5.パーヴェル・フィローノフの作品の買取査定ポイント

パーヴェル・フィローノフは生前、自身の作品をほとんど手放さなかったため、近年になって世界で知名度が高くなっています。出来栄えや保存状態のよい作品は高値で取引される可能性があり、真作の証明となる鑑定書の付属が高額査定の重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 作品の保存状態はよいか
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • フィローノフの真作の作品か
  • サインはあるか

6.パーヴェル・フィローノフの作品の取引相場価格

パーヴェル・フィローノフの作品は国内の画廊やオークションに出回ることはほとんどありませんが、海外のオークションには出品されることがあり、1925年の作品『THE HEAD』が、6万4,370米ドル(約700万円)もの価格で落札されました。サイズが縦29cm×横24cmの作品です。オークション主催会社の予想価格は2万5,000米ドル~3万5,000米ドルなので、保存状態がよいフィローノフの絵画作品であれば、高額査定が期待できるでしょう。

7.パーヴェル・フィローノフの作品の買取についてのまとめ

パーヴェル・フィローノフはペレストロイカ以降に世界に知られるようになり、近年注目が集まっています。その優れた才能はロシア国内だけでなく、世界中で高い評価を得ています。フィローノフの絵画作品をお持ちでしたら高値の可能性があるので、一度査定してみてはいかがでしょうか。