Paul Signac(ポール・シニャック)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Paul Signacの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ポール・シニャックは、19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランス人画家で、ジョルジュ・スーラとともに新印象主義を代表するアーティストです。直感的に過ぎるとされた印象主義を乗り越えて、色彩を要素に分解して点に置き換える点描技法を提唱。スーラ亡き後は、モザイクのような点描を用い、南仏の美しい港や自然を明るい色彩で描いたユートピアのような風景で、多くの人々を魅了しました。

このページの目次

2.Paul Signacという絵画作家について

ポール・シニャックは、1880年のクロード・モネの個展を見て感動し、またアルマン・ギヨマンからも教えを受け、戸外での風景画制作を始めました。1884年、すでに点描技法を取り入れていたジョルジュ・スーラの作品に心を動かされ、両者は、印象主義をより科学的で知的な芸術へと推し進める新印象主義を確立させました。1899年に発表された批評『ドラクロワから新印象主義まで』は、その哲学を今に伝えています。後年、シニャックの点描は、モザイク状の装飾的な画面へと変化し、晩年には水彩画にも優品を残しました。

3.Paul Signacの絵画作家についての経歴など

ポール・シニャックは、1863年、パリ近郊アニエールの馬具商人の家に生まれました。1882年よりモンマルトルにアトリエを借り、クロード・モネやカミーユ・ピサロ、象徴主義の若い画家たちと知り合います。1884年、第1回アンデパンダン展に参加し、スーラに出会うと、新印象主義の理論や技法をともに推進しました。1886年に初めて点描による作品を発表し、最後の印象派展にも参加。1898年、南仏サントロペにアトリエを構え、夏にはアンリ・マティスやピエール・ボナールらの訪問を受けました。1913年にはアンチーブにも家を借り、優れた海景画を残して、1935年に71歳で世を去りました。

4.Paul Signacの絵画代表作品とは

  • フェリックス・フェネオンの肖像(1890年)
  • 井戸と女性(1892年)
  • サントロペの港(1901年)
  • マルセイユのノートル・ダム・ド・ラ・ギャルド教会(1905年~1906年)
  • 夕暮れのアンチーブ(1914年)

5.Paul Signacの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ポール・シニャックの買取査定にあたっては、画家の本物の作品であるかどうかがまず重要となります。来歴が判明していたり、証明書が付帯されていれば鑑定の助けとなります。素描や水彩画よりも油彩画が、晩年よりも若い頃の作品が、高く評価される傾向にあります。また、サイズが大きいほど査定額は高くなるでしょう。欠けやカビ、日焼けやシミがないかなど、状態の良し悪しも査定額を左右するポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • ポール・シニャックの真作であるかどうか
  • サイズは大きいかどうか
  • 来歴や出品履歴が判明しているかどうか
  • 日焼け、シミなどがないかどうか
  • 出来栄えが良いか

6.Paul Signacの絵画作品の取引相場や参考価格

ポール・シニャックは、国内の画廊やネットオークションで買取価格が公開されていることはほとんどありませんが、海外のオークションでは非常に高額で落札されています。2019年クリスティーズに出品された若い頃の佳作『Le Port au soleil couchant, Opus 236 (Saint-Tropez)』(65cm×81.3cm)は、来歴がシニャック自身まで辿れるもので、1,950万1,250ポンドの落札額となりました。20世紀に制作された、大きめの点描による作例も、概ね400万米ドル以上の高額で落札されています。

7.Paul Signacの絵画作品の買取についてのまとめ

ポール・シニャックは、スーラとともに印象主義の芸術を革新、発展させただけでなく、友人の画家たちに南仏の光と色彩の魅力を伝え、アンリ・マティスらによるフォーヴィスムの誕生など、モダン・アートの新たな動向にも寄与しました。明るい色彩による装飾性豊かなその作品は、いつまでも見飽きることのない魅力に満ちています。真作であればきわめて高額の査定が期待できますので、シニャックの作品を所有しているのならば、ぜひ一度、ご相談ください。

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