Paul Cezanne(ポール・セザンヌ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Paul Cezanneの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ポール・セザンヌは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランス人画家です。りんごを描いた静物画、身近な人々の肖像画、そして、南仏や故郷エクス・アン・プロヴァンスの風景などを、厳しい観察を通して、瑞々しい色彩と強固な画面構成で描き出しました。その作品は、後期印象派だけでなく、20世紀のマティスやピカソらにも影響を与えました。キュビスムが生まれる直接の霊感源ともなり、近代絵画の道筋を示した極めて重要な画家と言えます。

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2.Paul Cezanneという絵画作家について

ポール・セザンヌは、初期には、暗く重厚な色彩で、想像上の風景の中の人物像などを描きました。印象派のカミーユ・ピサロらとの交友から戸外での自然観察に基づく風景や、静物画などを、透明感のある明るい色彩で描くようになります。印象派の様式に次第に飽き足らなくなったセザンヌは、より強固で構築的な画面形成を目指して、ほとんど寒色と土台色のみを使用し、細長く平行な筆致を重ねる独自の描法へと至ります。「自然を円筒や球体、円錐として捉えなさい」という言葉を残し、ピカソらによるキュビスム創始に大きな影響を与えました。

3.Paul Cezanneの絵画作家についての経歴など

ポール・セザンヌは、1839年にフランスのプロヴァンス地方エクス=アン=プロヴァンスにて裕福な銀行家の家に生まれました。1857年から地元の素描教室に通いつつ、1858~1861年はエクス大学の法学部に在籍。1861年に父親の反対を押し切ってパリへ向かい、カミーユ・ピサロとともに戸外制作に取り組みました。1863年にサロンの落選展で初めて作品を発表、1974年には第一回印象派展に参加しています。後年には故郷プロヴァンス地方を拠点に、サントヴィクトワール山など身の回りの自然や人物像を描き続けながら、1906年に亡くなりました。

4.Paul Cezanneの絵画代表作品とは

  • 「レヴェヌマン」紙を読む画家の父(1866年)
  • オーヴェルの首吊りの家(1872年~1873年)
  • サント・ヴィクトワール山(1887年頃)
  • カード遊びをする人々(1890年~1892年)
  • リンゴとオレンジのある静物(1895年~1900年)

5.Paul Cezanneの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ポール・セザンヌの買取査定においても、もっとも重要な点は画家の真作であることです。来歴や出品歴、掲載歴が判明していることも評価の対象になります。水彩画よりも油彩画が、サイズは小さいものより大きいものほど、高額に査定される傾向があります。出来栄えや、シミや日焼け、カビ、虫食いなどがないかどうかも査定額を左右する要素です。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • ポール・セザンヌの真作であること
  • 出来栄えが良いか
  • サイズが大きいものかどうか
  • 来歴、出品歴、掲載歴が分かるかどうか
  • 状態は良いか

6.Paul Cezanneの絵画作品の取引相場や参考価格

ポール・セザンヌの作品の日本での販売価格や買取事例はほとんど公開されていませんが、海外のオークションや画廊では、極めて高額で取引がなされています。2008年のサザビーズに出品された58.5cm×71.8cmの風景画は、来歴が判明し、出品歴や掲載歴も豊富な作例で、約11億円の落札額となりました(以下、価格は全て日本円換算)。2013年には、より小型の静物画が約45億円もの価格で落札されたこともあります。同じくサザビーズにて、2007年には31.5cm×47.5cmの水彩静物画が、約28億円で落札され、いずれも予想落札額を大きく上回る人気となっています。

7.Paul Cezanneの絵画作品の買取についてのまとめ

ポール・セザンヌの作品には、光や空気の揺らめきが透明感豊かに表現され、同時に、絵画としての堅牢さが実現されているという稀有な魅力に溢れています。キュビスムの芸術運動に大きな影響を与え、絵画の歴史を方向付けたことから「近代絵画の父」とも呼ばれるセザンヌの作品は、真作であれば必ず高額な査定が期待できます。

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