Paul Aizpiri (ポール・アイズピリ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.ポール・アイズピリの作品を売りたいお客様へ

ポール・アイズピリは、現代フランス絵画の巨匠と称された画家です。明るい色彩の織りなす優しさに満ちた具象絵画は、現在でも世界的な人気を博しています。フランスの新人画家の登竜門として名高い青年絵画展の創立会員となり、プリ・ナショナル賞、ジュマイ賞を受賞し、画家として確固たる地位と名声を築き上げました。日本国内でもコレクターの多い作家であり、作品には高額が付いているようです。

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2.ポール・アイズピリについての解説

アイズピリは、わかりやすい具象絵画で親しまれる人気作家です。シャガールなどのエコール・ド・パリの芸術家たちからの刺激を受け、アイズピリは独自の画風を育んでいきました。それは子供、鳥、花、太陽などのモチーフを素朴にデフォルメし、自由に舞い遊ぶ軽快なタッチで描く、明るい色彩と愛に満ちた夢の世界でした。作品は、フランス国内の美術館にとどまらず、ベルギーやオランダなど欧米各地の有数の美術館に買い付けられ所蔵されています。日本でもなかた美術館は別称アイズピリ美術館とも呼ばれ、東京のニューオータニ美術館などにも収蔵されています。

3.ポール・アイズピリの歴史

ポール・アイズピリは、1919年パリに生まれました。彫刻家の父にすすめられ彫刻学校に入学しましたが、画家になる夢を諦められず、1936年パリ国立美術学校に再入学します。1943年パリで初個展を開催、青年絵画展の創立会員となり、1946年には同青年絵画展で3等賞、1951年にヴェニス・ビエンナーレでプリ・ナショナル大賞を受賞し、フランス画壇に確固たる地位と名声を獲得しました。1971年にはジュマイ賞を受賞します。名声は海外に及び、ニューヨーク、東京、ジュネーブ、アヴィニヨンなど世界各国で個展を開催し、人気を博しました。2016年老衰のため、享年96歳で逝去しました。

5.ポール・アイズピリの作品の買取査定ポイント

ポール・アイズピリはリトグラフも多く描いていますが、油彩画の方が高額で査定されているようです。真作証明があることや、サインの有無はもちろん、人気のある画題や保存状態の良好さも査定額を左右します。箱などの付属品があると、査定額は上がってきます。

代表的な査定ポイント
  • 画法はなにか(油彩、リトグラフ、スケッチなど)
  • 真作証明があるか
  • サインはあるか
  • 人気のある画題であるか
  • 保存状態は良好か

6.ポール・アイズピリの作品の取引相場価格

『黄色い背景の薔薇の花束』は、860,000円の高額で落札されました。長男である画家ジル・ゴリチの鑑定書があり、紙に油彩、グワッシュ、ペンなどを加えて描いています。右下にサインがあり、絵と額ともに保存状態は良好です。さし箱、黄袋の付属品があり、額寸50.5cm×42.5cm、画寸32cm×24cmです。『花』は、716,000円で取引されました。油彩でサインがあり、額寸46cm×55cm、画寸24.5cm×33.5cmです。このようにポール・アイズピリの作品は、たいへん高値が期待できます。

7.ポール・アイズピリの作品の買取についてのまとめ

ポール・アイズピリは、現代フランス絵画の巨匠と称される作家です。現在日本でも人気が高くコレクターも多い画家ですので、需要は多く数万円から百万円近くの高額で取引されています。十分に高額が期待できますので、お持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともご相談をお待ちしております。

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