太田 三郎(おおた さぶろう)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.太田 三郎の作品を売りたいお客様へ
太田三郎は明治から昭和にかけて活躍した洋画家です。17歳で上京し苦労して絵を習得しました。黒田清輝に洋画を師事し、寺崎広業に日本画を学んでいます。そのため、太田三郎の作風は洋画の中に日本画の手法が垣間見えるという特徴を持っています。光風会へも参加し、帝展などで活躍しました。
このページの目次
2.太田 三郎についての解説
太田三郎の洋画作品の特徴は、日本画の手法を用いることです。それは、修業時代に洋画と日本画の両方を学んだことに起因し、独自の趣を生み出しています。また、1920年から2年間の渡欧によりキュビズムやフォービズムに影響を受けた後は、作風を変化させ、裸婦をモチーフとした作品を手掛けたり、文学作品の挿絵を担当するなど広く活躍し、高い評価を得ています。
3.太田 三郎の歴史
1884年、太田三郎は愛知県西春日井に生まれました。17歳で上京し洋画を黒田清輝に、日本画を寺崎広業に師事しました。1913年に第7回文部省美術展覧会で受賞しています。1920年から2年間、念願の渡欧を果たし、それを機にフォービズムやキュビズムの影響を受けた作風に変化、裸婦作品を官展に出品しました。光風会に属しつつ、愛知社を組織して愛知県の美術振興に寄与しました。また、日本画では紗夢楼という名を、挿絵では君島柳三という名を使い分け、掛け軸や著作、絵葉書に至るまで精力的に活動を続け、1969年心不全によって84歳で亡くなりました。
4.太田 三郎の代表作
- 裸婦(1925年)
- アラベスク(1932年)
- 素衣(1936年)
- 鳴弦(1940年)
5.太田 三郎の作品の買取査定ポイント
太田三郎の作品は、現在でも高く評価されています。特に裸婦をモチーフとした作品などは人気が高く、市場での需要も大いに期待できます。官展等での受賞作品も多く、日本画だけでなく掛け軸作品、文画兼作の著書などにも人気があります。太田三郎の買取査定ポイントは作品の保存状態の良さですが、作品の大きさや作品の種類も考慮する必要があります。額装された保存状態の良い洋画作品であれば、更に良い査定額が期待できます。
代表的な査定ポイント- 真作だと証明できるか
- 保証書や鑑定書がついているか
- 大きさはどれくらいか
- 額装や表装はされているか
- 保存状態が良いか
- 市場需要のある作品か
6.太田 三郎の作品の取引相場価格
太田三郎の作品の一般市場での取引実績の一例は『ばら』という油彩作品で、サイズが額寸60.6cm×50cm、画寸79cm×67.5cm、ヤケや割れが目立つ状態でしたが16,500円で取引されています。他にも『山峡風景』という油彩作品は、額寸57.5cm×65cm、画寸38cm×45.5cmで、額の裏面が無く、傷のある状態でしたが18,600円で取引されています。
7.太田 三郎の作品の買取についてのまとめ
太田三郎は、洋画と日本画の両方を習得し、独自の画風を生み出しました。愛知県文化会館の美術館長を務め、郷里に貢献した人ですので、愛知県ではいまだに高い人気を誇っています。太田三郎の作品がより高い査定額となるためには、コンディションと作品の大きさが重要なポイントとなります。もし太田三郎の作品を所蔵しておられるなら、査定に出して確認してみてはいかがでしょうか。
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