奥山 藤一(おくやま とういち)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.奥山 藤一の作品を売りたいお客様へ

奥山藤一は数年間に渡り西欧中世建築物を描いていた時期もありますが、仏像や仏教建築物を描き続けた日本の画家です。『油彩綿密画のテクニック』という本を出版しているなど、綿密な油彩画を得意としました。絵画作品は現在でも人気があり、高値での取引が期待できます。

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2.奥山 藤一についての解説

奥山藤一はスペインのマドリッドやオランダで絵画を学んだ日本の洋画家です。戦後は体調が優れず長いこと画壇から離れていましたが、療養生活を終えると第32回一水会展で『三十三間堂開扉』が一水会賞を受賞、また第34回一水会展では『開扉』が特選になります。一貫して仏像や仏教建築物を描き続けていたものの、数年関は西欧中世の建築を描いていた時期もあります。綿密に描く絵画技法を得意としており、『油絵細密画のテクニック』などの教本を出版しているほどです。

3.奥山 藤一の歴史

奥山藤一は1911年に京都市に生まれます。三重県の中学校を卒業後の1930年に関西美術学院に入学、鹿子木孟郎の画塾にも入門し1941年まで指導を受けます。スペインのマドリッドにてベラスケスを研究、またオランダでレンブラントを研究するなど海外での模写活動も盛んに行っていましたが、ヨーロッパにおける戦況激化により帰国します。奥山藤一は戦後は健康が優れず長い間療養を行うなど絵画から離れた生活を強いられるものの、1950年代後半には画壇へ復帰を遂げます。第32回一水会展では『三十三間堂開扉』を出品し、一水会賞を受賞、また第34回一水会展では『開扉』にて特選を受賞します。一水会会員となるものの1991年に79歳にて死去。

4.奥山 藤一の代表作

  • 三十三間堂開扉(1967年)
  • 開扉(1969年)

5.奥山 藤一の作品の買取査定ポイント

奥山藤一の作品の買取査定ポイントは作品のひび割れの有無となります。油彩画を多く描いた画家ですので、適切な保存状況下ではなかった作品ではひび割れが見られてしまうことがあります。作品のコンディションは買取査定額に影響を与えますので、出来るかぎり適切な保存を行うようにすると良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 作品のコンディション
  • 作品のサイズ
  • 奥山藤一の真作であるかどうか
  • 付属品は揃っているか
  • 作品の出来栄え

6.奥山 藤一の作品の取引相場価格

長い間闘病生活にて画壇を離れていたことからも作品数がそれほど多くないため、奥山藤一の作品は希少価値があります。現在市場に出回ることは少なく、相場を容易に知ることは難しくなっておりますが、発見されれば高額の査定額が付く可能性は大いに期待できます。多くの作品が油彩画であるため、ひび割れ等保存状態が良くないものも多いと考えられますので、特にひび割れなどの少ない状態の良い作品では取引価格が高くなる傾向にあると言えるでしょう。

7.奥山 藤一の作品の買取についてのまとめ

奥山藤一は西欧中世の建築や仏像、仏教建築物など静物画や風景画を描いた日本の画家です。教本を刊行するなど高い画技を持ち、作品の綿密さが特徴的です。ご自宅で奥山藤一の作品が眠っているのであれば、ぜひ一度査定を行ってみてはいかがでしょうか。

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