奥村 光正(おくむら みつまさ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.奥村 光正の作品を売りたいお客様へ

奥村光正は渡仏して絵画制作を行っていたことでも知られる洋画家です。2003年にはフランスで画集の販売が開始され、日本では2017年にも日動画廊にて展覧会が開催されるなど、いまなお高い人気を誇る画家であるため、絵画作品は高額な査定が期待できるでしょう。

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2.奥村 光正についての解説

奥村光正は新制作協会展を中心に活躍した洋画家です。その画風は渡仏し制作を行っていた影響もあり、簡略化した静物をモチーフに、洗練された色彩で構成力が高いものとなっています。花や果物を多く描き、新制作協会展を中心に数多く作品を残しています。展覧会に作品を出品し続けた傍ら、日動画廊では東京銀座、大阪、名古屋と個展を開催するなど、展覧会以外でも精力的な活動を行っていました。

3.奥村 光正の歴史

奥村光正は1942年6月4日に長野県にて誕生します。東京芸術大学油画科を卒業後、東京芸術大学院油画科に進学、第31回新制作協会展にて『前段階』という作品が初入選を果たします。その後東京芸術大学院油画科を卒業、小磯良平教室の助手として働きはじめます。第33回新制作協会展に『カルテ』『カムフラージュのための講義室』を出品し新作家賞を受賞、第34回新制作協会展、第35回新制作協会展と出品を続け、連続し新作家賞を受賞します。その後新制作協会会員となるなど活動を続けながら、日動画廊にて個展の開催も行います。1997年肝臓がんのため死去。

4.奥村 光正の代表作

  • 緑の花瓶のある静物
  • ダリア
  • 横たわる裸婦
  • グラジオラスと白い貝殻

5.奥村 光正の作品の買取査定ポイント

奥村光正の作品の買取査定ポイントは、保存状態と作品サイズとなっています。奥村光正の作品の多くは油画のため、どうしても経年劣化によりひび割れが起こりやすいので注意が必要です。また作品サイズも査定ポイントになり、サイズが大きいほど買取査定額は高くなりやすくなっています。

代表的な査定ポイント
  • 作品の出来栄え
  • 作品の保存状態は良好か
  • 作品のサイズ
  • 付属品は揃っているか
  • 鑑定書や保証書はあるか

6.奥村 光正の作品の取引相場価格

奥村光正の作品はインターネットオークションなどでも取引されており、人気が高くなっています。『静物』という題名の額寸57.7cm×45.8cm、作品寸53cm×40.9cmの作品では状態が良好なもので33,500円で落札されています。また、『赤い栽培』というキャンバスに油彩で描かれた静物画は、額寸55cm×63cm、作品寸38cm×45cm、キャンバス裏にタイトルとサイン、1974年との制作年が書かれており、箱が付属した状態で、58,000円で落札されています。こちらは額に少々傷などがありましたが、おおむね良好な状態でした。

7.奥村 光正の作品の買取についてのまとめ

奥村光正の作品は中間色を多用した色彩による独特の世界観が感じられると言われています。数々の賞を受賞し、没後も展覧会が開催されていることからも人気の高さが伺え、静物画などはオークションなどでも高額で取引されています。奥村光正の作品が自宅で眠っている方はぜひ一度お問合せください。

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