小川 芋銭(おがわ うせん)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.小川 芋銭の作品を売りたいお客様へ

小川芋銭は大正から昭和初期に活躍した日本画家です。新聞の挿絵や漫画によって絵の腕を磨き、47歳から本格的な画家として作品を残していきました。芋銭の流れるようで風情のある作品の数々は多くの贋作が作られるほどに人気を博したため、真作は市場でも高額で取引されています。

このページの目次

2.小川 芋銭についての解説

小川芋銭は農業の傍ら、俳人や挿絵師としても有名な芸術家でした。挿絵を担当した新聞社時代には働く農民の姿を描いた絵を多く残し、農村や自然、水辺の生物などが中心題材となります。芋銭の墨画は古典への深い見識からくる独特の表現性を持ち、本格的な活動からわずか2年で横山大観から日本美術院同人に推挙されたほどでした。

3.小川 芋銭の歴史

小川芋銭は1868年に生まれました。武家の大目付職の家でしたが廃藩置県により農家となり、自身も後に農家へ転じます。青年期に洋画家の本多錦吉郎の画塾で洋画と日本画を習得したのち、朝野新聞社で挿絵を担当します。1898年に茨城県牛久に帰郷後も挿絵で腕を磨き、47歳に「珊瑚会」への入会で本格的な絵師として制作を始めました。横山大観から推挙を受けた後も独特の作品を描き、1938年71歳の逝去まで多作を残しました。

4.小川 芋銭の代表作

  • 肉案(1917年)
  • 樹下石人談(1919年)
  • 水魅戯(1923年)
  • 狐隊行(1930年)
  • 聴秋(1936年)

5.小川 芋銭の作品の買取査定ポイント

小川芋銭の作品は、墨による水墨画調の作品を中心に残されています。独特の風情がある作品が多いのですが贋作も多く作られています。まずは作品の状態と印章や落款等の有無を確認し、付属品などがあれば必ず一緒に査定に出しましょう。

代表的な査定ポイント
  • 模写などの複製品でないか
  • 鑑定を通して作年や時期がわかるか
  • 芋銭の作風が画板に反映されているか
  • 印章や落款の有無
  • 付属品が揃っているか

6.小川 芋銭の作品の取引相場価格

小川芋銭の作品は幅が広く、絵画をはじめ短冊や掛軸、壺など多岐にわたります。取引実績として、真作保証とされた『 河童図』という、画寸30cm×35cmの絵画作品が57,000円で取引されています。また、東京美術俱楽部の鑑定証書付きの日本画『寒山拾得』が12万8000円での落札実績があります。寸法134.7cm×33cmの薄いヨゴレ以外は状態良好と説明され、二重箱付きの作品でした。

7.小川 芋銭の作品の買取についてのまとめ

小川芋銭は新聞社出身、俳諧出身という類稀で多彩な感性によって、日本画家として成熟しました。市場では小川芋銭の真作であればどのような作品でも、高額な取引が行われています。もし芋銭の作品と思しき作品があれば、ぜひ査定を依頼なさってみてはいかがでしょうか。

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