野村 玉渓(のむら ぎょっけい)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.野村 玉渓の作品を売りたいお客様へ

野村玉渓は名古屋四条派の祖と呼ばれる絵師です。その画風は四条派の特徴ともいえる、写実画に人間的なぬくもりを付け加えたもので、多くの絵師に受け継がれています。野村玉渓の作品はその美しさから人気が高く、コンディションによっては良い査定額となる期待がもてます。

このページの目次

2.野村 玉渓についての解説

野村玉渓の作品の大きな特徴は写実的で温厚なことです。これは、尾張四条派の特徴でもあり、多くの絵師に影響を与えています。これは、師である松村月渓(呉春)の画風を色濃く受け継いだものでもあります。野村玉渓は風雅を好み、狂言を舞い、俳句も良く詠んだと伝えられている人物です。また、多くの門人を育て、尾張における四条派絵師の育成にも尽力しています。

3.野村 玉渓の歴史

1785年、野村玉渓は愛知県熱田は大瀬古浦西島の魚商の子として生まれました。幼いころから絵を描くことが好きで、行商に行った先の絵師に手ほどきを乞う暮らしをしていました。22歳の時に京へ上り松村月渓(呉春)に師事し、画僕として働きながら四条派を学びます。5年後帰郷し画業を始め、熱田奉行直達となり一刀を許されるまでになりました。その後は門人を多く育てつつも風雅を好み、俳句や狂言を嗜むようになります。絵師として立身した弟子も多く、尾張四条派の祖と呼ばれました。1857年73歳で没しています。

4.野村 玉渓の作品の買取査定ポイント

野村玉渓の作品は、国内外を問わず高く評価されています。神仏画や山水図などの作品は特に人気も高く、より高い査定額になる傾向にあります。野村玉渓の買取査定ポイントは、第一に作品の保存状態の良さですが、その作品の大きさや額装の有無も考慮する必要があります。もちろん真作保証付きの人気モチーフ作品であれば、更に良い査定結果が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 市場需要のある作品か
  • 保存状態が良いか
  • 真作だと証明できるか
  • 額装や表装はされているか
  • 保証書や鑑定書がついているか
  • 大きさはどれくらいか

5.野村 玉渓の作品の取引相場価格

野村玉渓は江戸後期の絵師で、尾張四条派の祖と呼ばれた著名な画家です。野村玉渓の作品が一般市場に出回ることはありますが、その作品自体大変古いこともあり、需要はあるものの状態の良い作品は少ないと言わざるを得ません。オークションなどで売買された実績としては、仏画『十六全神図』という掛け軸作品が、傷みやシミ、汚れやヨレがある状態でも25,000円という値段がついています。多くの門人を育てた著名な絵師ですので、その作品が旧家に眠っていることも大いに期待でき、もし状態の良いものが出れば相当に高い査定額になると予想できます。

6.野村 玉渓の作品の買取についてのまとめ

野村玉渓は尾張四条派の祖として多くの門人を輩出しつつ、写実的で温厚な絵を描いた江戸時代の絵師です。時代が古い作家ですので、その作品は掛け軸として表装されていることが多いです。保存状態や真筆の是非も気になるところですが、その需要は高く、愛知地方では今なお人気があります。市場価値も需要も十分に見込めますので、お手持ちの絵画作品の中に、野村玉渓作との伝来ものがございましたら、ぜひご連絡をいただければと思います。

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