Nicholas Hilliard(ニコラス・ヒリアード)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.Nicholas Hilliardの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ニコラス・ヒリアードは、エリザベス1世治世下のイングランドを代表するミニアチュール(細密肖像画)の画家です。その作品のほとんどが小さな手のひらに収まる楕円形の肖像画ですが、20cmを超える飾り絵も残しています。金銀細工師の下で修行したため、『アルマダ・ジュエル』といった宝飾品も数多く手がけました。対象の特徴を親しみを込めて描いた、繊細で清新な作風で、女王ならびに貴族たちのあいだで大いに人気を博し、現在でも多くのファンを獲得しています。
このページの目次
2.Nicholas Hilliardという絵画作家について
ニコラス・ヒリアードは、同じく宮廷画家であったハンス・ホルバインや、一時期滞在したフランスの宮廷美術に影響を受けたものの、作風は同時代の他国の動向に比べて保守的で、余計な陰影を用いずモデルを明るい光の下に描き出すことを好みました。それでも、透き通るような肌やつやつやとした髪、白いハイライトによる生き生きとした瞳などの表現は、新鮮なものとしてイングランド宮廷に受け入れられました。二枚の飾り絵『ペリカン』と『フェニックス』は、エリザベス1世の威厳のある姿を現代に伝えていますし、代表作『バラの茂みの中の青年』からは若い貴族の恋心が滲みでてくるかのようです。
3.Nicholas Hilliardの絵画作家についての経歴など
1547年、イングランドのデヴォン州で敬虔なプロテスタンであった金細工師の家にニコラス・ヒリアードは生まれました。当時の記録から、幼い頃、国外でフランス語を身につけたと考えられています。女王の宝石職人の下に弟子入りし、同時期にミニアチュールを学んだとされます。1572年頃、宮廷画家兼金細工師に任命されますが、数年後には新妻とともに渡仏、フランス貴族たちの肖像画を残しています。帰国後に開いた工房では、アイザック・オリヴァーら優れた弟子を輩出しました。エリザベス1世の死後はジェームズ1世にも保護され、1617年には王族の肖像版画の独占権を獲得し、1619年に亡くなりました。
4.Nicholas Hilliardの絵画代表作品とは
- アルマダ・ジュエル(1595年頃)
- アルマダ・ジュエル(1595年頃)
- アルマダ・ジュエル(1595年頃)
5.Nicholas Hilliardの絵画作品の買取査定ポイントを解説
ニコラス・ヒリアードの作品は、真作であればほとんどの場合高い査定額が期待できます。ヒリアードの作品の多くが小さなものですので、サイズ以上に出来栄えがポイントになるでしょう。来歴が分かり、本や雑誌の掲載や展覧会への出品歴があるとより評価額が上がる可能性があります。国内では見ることすら貴重な作品ですので、ヒリアードの作品がお手元にあれば、ぜひ一度査定をおすすめします。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- ニコラス・ヒリアードの真作であるかどうか
- 質の高い出来栄えとなっているか
- 剥落やサビがないか
- 信頼できる鑑定書があるか
- 元の持ち主や展示の記録があるか
- 箱の有無
6.Nicholas Hilliardの絵画作品の取引相場や参考価格
ニコラス・ヒリアードの作品が日本国内で売買されることは極めて稀ですが、海外のオークションではしばしば数百万円の高値で取引されています。2002年6月のサザビーズでのオークションでは、わずか5cmほどの作品が約3,100万円もの高値で落札されました。女性を描いた胸像でも、出来栄えや状態、フレームの素材や装飾などで査定額が異なります。例えば、モデルの衣装や宝飾品が細密に描かれ、組紐文様などの複雑なエナメル細工を施した純金フレームの作品が約1,700万円で落札された一方、背景に描きこみがなく、肖像部分も全体に繊弱な印象の作品で、金箔を施した金属製のフレームに納められたものは約890万円ほどで落札されています。
7.Nicholas Hilliardの絵画作品の買取についてのまとめ
エリザベス1世の姿をいまに伝える優れたミニアチュールを残したニコラス・ヒリアードは、海外では大変高値で取引される人気の画家です。真作だと分かれば数百万円の値が付く可能性が高く、出来栄えや状態によっては1,000万円以上の査定額もあり得ます。お手持ちの品が、ニコラス・ヒリアードの作品ではないかと思われる方は、ぜひ一度ご相談ください。
その他の絵画について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。